僕の狂ったフェミ彼女 著者 : ミン・ジヒョン
ニックネーム : Maria 掲示日 : 2022-06-01


タイトルや表紙のインパクトが強すぎて敬遠するかもしれない。躊躇せず、ぜひ手にとってみてほしい。韓国の社会問題を彼女と彼氏の目線から知ることができる。
別れた彼女に4年ぶりにデモ現場で再会した彼氏は、完璧にフェミニストになっていた彼女に戸惑う。
女性が日頃感じている怖さ、恐怖、不安。それが全くと言っていいほど彼氏には伝わらない。彼氏は「元の彼女に戻ってほしい」と考えるが、それは無理な話。
物語の終盤、彼女が、彼氏の友人たちに結婚式で指摘した「気づかないフリをしてきた本当のこと」がまさにその通りで痛快。エンディングも2人の関係性が今後、どうなっていくのか気になる感じで終わる。
いずれにせよ、この2人はケンカをしながらもよく話す。この関係性がとてもいいと思う。
お互いの考えを何度も何度も話すことで、未来への希望が見えてきそうな気がする。

韓国でドラマ化・映画化が決まっているそうなので、どんな映像になるか楽しみである。

表紙 タイトル
Lの運動靴 キム・スム
この物語のどこまでが本当で、どこまでがフィクションなのか…? 現実と夢との境目が曖昧になる感覚。 夜遅くまで働くと、意識が朦朧としてきて、 自分が起きている瞬間と眠っていた瞬間がわからなくなりま...
破果 ク・ビョンモ
ノワール小説なんて、読んだことがないに等しかったが、主人公の境遇に惹かれて手に取ってみた。36歳の医師に恋心を抱いたり、無心と名づけた犬に愛情を示したりと、境遇から人に執着してこなかった人生に変化が訪...
明るい夜 チェ・ウニョン
壮大な歴史の重なりとファミリー・ヒストリー。 またすぐ会える、でも、会えないかもしれない、という別れを何度も繰り返す。 物語の中で、別れのシーンは自分のことのように悲しくなった。自分自身の留学先や...
「四月のミ、七月のソ」 キム・ヨンス
表題を含む11編からなる短編小説。それぞれが、30ページ程なので、韓国文学作品が初めての私でも、臆することなく、読むことが出来ました。まず、ページをぱらぱらとめくると、「バイオリン」の文字が目に付き、...
他人の家 ソン・ウォンピョン
八つの短編集です。その中の1つ「箱の中の男」という作品は作家の長編小説「アーモンド」での事件が関わっていて視点が変わり面白いです。私個人的には「四月の雪」が一番好きです。自分には自分の、他人には他人の...


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