アーモンド 著者 : ソン・ウォンピョン
ニックネーム : kananap 掲示日 : 2024-09-22


初めて韓国文学を読むのでまずは有名なものから、と思い選びましたが、読みながら何度も涙が出て深く共感することができました。
感情を表に出せない主人公ユンジェが、物語後半から少しずつ感情を出せるようになる様子が伝わってくるのがわかりました。ユンジェは好きだとか苦手だとかいう感情が実感できず、またそれを言語化できないため、物語の中では色々と工夫された表現で文章化されているのですが、例えば私の持つ〝好きになる〟という感情を文章内に出てくる表現に当てはめてみると、とてもしっくりくることに感動し、作者の表現力の豊かさに驚きました。
もう一人の登場人物のゴニも、本来はまっとうな性格の持ち主で、たまたま不幸な境遇によって曲がった方向へ走ってしまうのですが、ユンジェと出会い正面からぶつかっていったことでおそらく将来は良い方向に進んでいくだろう、進んで欲しい、と感じました。
最初に読んだ韓国文学がこちらで良かったです。また次に良い本に出会いたいと思いました。

表紙 タイトル
菜食主義者 ハンガン
菜食主義の女性を中心に、立場の違う三人の言動が描かれた三部作です。 日常的な流れのなかに深いテーマが要所要所に感じられる、不思議な作品でした。価値観や善悪、人生とはなにかまでも考えさせられる作品でし...
少年が来る ハンガン
読んでいて少年の母の思いを考えてると何度も辛くて読めなくなった。戦争は生まれてもいない話であるが、この事件は私が産まれている時の話しで、こんな残酷な事件があったとは辛すぎる。
少年が来る ハンガン
韓国語を勉強していて、韓国の歴史も勉強したいとずっと思っていた時に、ハンガン作家さんのノーベル賞授賞のニュースを知り、この本を読むことにしました。光州事件について扱ったこの作品は、一部韓国で事実と異な...
そっと 静かに ハン・ガン
歌が、懐かしい記憶を呼び起こす…誰しも経験したことがある感覚だと思います。 ピアノを習いたかったが習えなかった幼少期が私と重なったこともあり、文字が苦手な私にもスッと入ってきて、さらさらと読み進めら...
ダーリンはネトウヨ クー・ジャイン
 韓国人のウ・ユンスルは留学生として日本の大学に入学する。最初の頃は言葉が分からなかったり文化の違いで落ち込んだりしたが、オーケストラサークルの仲間と過ごしたり、サークルの先輩いっしーと付き合うように...


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