ミカンの味 著者 : チョ・ナムジュ
ニックネーム : マッキム 掲示日 : 2022-05-22


中学校の映画部で出会った女の子四人の高校進学ミステリー?!韓国の進学事情と済州島のミカンによせた彼女たちの青春に最後まで目が離せない。
また、日常の中で何気無く交わされるちょっとした違和感に切り込んでいくのはさすが『82年生まれ、キム・ジヨン』の作者だ。飯炊き女、酒を飲んで和解を求めるお父さん…などモヤっとする瞬間を逃さない。
韓国は日本とは比べものにならないほどの「競争社会」と聞くけれど、韓国の中高生は一体どんな放課後を過ごしているのか。
物語の中では映画部の活動や友達同士でカラオケに行く場面もあり日本の学生と変わらない一面に安心する一方、大半の人が幼い頃から塾へ通い、人生の最優先事項が「進学」になっていて苦しくなる。
それぞれ四人の経済状況が違う家庭環境、過去から現在までの人生が丁寧に描かれるが、単純な仲良しグループでないところがとてもリアルだ。女性同士って難しいところがあるから。

表紙 タイトル
ひとりだから楽しい仕事  クォン・ナミ
ユーモアがあり、素敵な母であり翻訳家のクォン・ナミさん。 一番の喜びが娘が喜んでくれることというのも素敵だし、娘さんも、自分が翻訳家になったらお母さんに迷惑がかかると、お互い家族思いだなと、心あたた...
勉強が面白くなる瞬間 パク・ソンヒョク
 この本を読むと、勉強する気が無い子どものやる気を起こしてくれる方法が書いてあるらしいと知り合いから紹介され、それならば自分にも役に立つだろうと興味を持って読んでみた。  韓国では教育熱心なお母さん...
三十の反撃 ソン・ウォンピョン
 反撃できる年齢からは遠ざかってしまった自分。まだチャンスのあるジヘがうらやましい。  「私だって最初からこんなだったわけじゃないんだ…。」会社を辞める時のキム部長の言葉に思わず、そうそうと言葉が漏...
年年歳歳 ファン・ジョンウン
韓国文学の中心にあるもので紹介されていて以前から気になっていたところに、インスタでもオススメされていたことから、原書も併せて購入し読みました。 時代や社会に翻弄されながら、タイプの違う3人の女性...
君という生活 キム・ヘジン
「君」という存在について、「僕」の視点でつづられていく短編。私は韓国語が判らなくて翻訳を読むしかないのだが、これは原文で読むべきなのだろう。それほどに、感情描写が繊細(それが翻訳であっても感じる)だし...


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