神保町にある韓国書籍専門書店「チェッコリ」は、2月に発売された新刊『一九三〇朝鮮人生徒の日記——十四歳、京城府での一年』の著者である原智弘さんをお招きして、2025年3月21日(金)にトークイベントを開催します。
同書は、その名の通り1930年に日本統治下の朝鮮・京城府(現・ソウル特別市)で暮らした学生の日記を取り上げたものです。著者の原智弘さんは、韓国留学をしていた2002年、ソウルの古本屋で1冊の古びた日記本を手にします。それは、かつてY君という十四歳の少年が書いたものでした。
1930年代は、日本と朝鮮半島の歴史的背景を考慮すると非常に複雑な時代です。しかしそんな中でも、素朴で豊かな「個人の生」がありました。家族や友人とのやりとり、学校での出来事、日々の楽しみや食事の内容など、Y君が綴る記録からは、当時の雰囲気がうかがい知れます。
昨今、日本国内では「日記本」がブームになっており、国内外、そして商業/自費出版(リトルプレス)問わずさまざまな書籍が注目されていますが、「1930年の京城における朝鮮人の日記」という題材はとても珍しく、特に新鮮に感じられるのではないでしょうか。
Y君の目に映った1930年京城から何を感じとることができるのか。20年以上前に手に入れた日記を大切に保管し、読み取ってきた原智弘さんが、その内容を深く掘り下げ、参加者と共有します。
ドラマやニュースでは知ることのできない、小さな個の物語。韓国の近代史や文化に興味のある方にもおすすめのイベントです。店内とオンラインで参加が可能。著者サイン入り書籍とのセット券も販売しています。概要、お申し込みは以下よりご確認ください。
【店内+オンライン】著者・原智弘先生が語る「Y君の目に映った1930年京城」
■日 時:2025年3月21日(金)19:00~20:00 ※質疑応答により延長の可能性あり
■場 所:チェッコリ(東京都千代田区神田神保町1-7-3三光堂ビル3階)
■定 員:店内20名+オンライン80名
■参加費:店内参加券およびオンライン視聴券ともに1,650円(税込)/オンライン視聴+『一九三〇朝鮮人生徒の日記』書籍付2,850円(税、送料込み)
■申込み:https://chekccori250321.peatix.com/
※イベント終了後、会場でサイン会を開催します
※オンライン視聴と合わせてご注文いただいた書籍(著者サイン入り)は、イベント終了後に発送いたします
■登壇者プロフィール
原智弘(はらともひろ)
1976年、横浜市出身。帝京大学外国語学部教授。九州大学大学院人文科学府博士後期課程修了、博士(文学)。専門は近代朝鮮史、島嶼研究。九州大学韓国研究センター、韓国済州大学校を経て、現職。
場所 |
都道府県 |
東京 |
会場TEL |
03-5244-5425 |
会場名 |
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-7-3 三光堂ビル3階 |
交通アクセス |
地下鉄神保町駅 |
期間 |
2025-03-21 ~ 2025-03-21 |
主催者 |
CHEKCCORI |
主催者TEL |
03-5244-5425 |
代表者 |
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FAX番号 |
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eメール |
chekccori@gmail.com |
担当者 |
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ホームページ |
https://chekccori250321.peatix.com/ |