~ヴァイオリンの女王、磨き上げた美音で魅せる世界~
【出演】
サラ・チャン(ヴァイオリン)Sarah Chang, Violin
フリオ・エリザルデ(ピアノ)Julio Elizalde, Piano
【プログラム】
フランク: ヴァイオリンソナタ イ長調
バルトーク: ルーマニア民族舞曲
ラヴェル: ツィガーヌ
バッジーニ: 妖精の踊り
エルガー: 愛の挨拶
ドヴォルザーク: ロマンス ヘ短調
ジュリアード入学は6歳、メータ指揮ニューヨーク・フィルとのデビューを果たしたのが8歳。そして、10歳でハイフェッツの持つCDリリース最年少記録を更新した天才少女。13歳で大ヴァイオリニスト、メニューインに「最も完成され、最も理想的なヴァイオリニスト」と評された彼女は、世界の檜舞台にデビューしてからすでに30年が経ち、今なお活躍し続けながら、2018年4月、イギリスの人気ラジオ番組「Classic FM」に「世界最高のヴァイオリニスト25名」に選ばれました。その演奏に今は深い精神性をもって磨きをかけて充実の時を迎えています。
2017年9年ぶりの来日リサイタルでは、これまでの超絶技巧に更に磨きがかけられただけでなく、自身の成熟した精神力が加わり、聴く人すべてを魅了し、大絶賛を博しました。翌年の再来日では「2つの四季」をテーマに、ヴィヴァルディとピアソラの名曲をN響のメンバーによる弦楽五重奏と共演し、圧巻の演奏を繰り広げ、見事に大成功を収めました。
今年で3年連続の来日を果たし、待望のソロリサイタルを開催します。「すべてのレパートリーを完璧に磨き上げられるまでに決して公で演奏しない」と言うサラ・チャンですが、今回は自身による選曲で名曲の数々を聴かせます。卓越した技巧に洗練された芸術性を兼ね備えた彼女の、魂を揺さぶる素晴らしい演奏にご期待ください。