韓日青年音楽家の出会い Vol.7
駐日韓国文化院とMIN-ONが、韓日青年伝統音楽家たちの交流を図るために企画した「韓日青年伝統音楽家の出会い」は、2018年の初開催以来、今年で7回目を迎えます。
本年の舞台では、2008年に国立音楽機関として創設され、千年以上続く韓国の伝統音楽・舞踊を伝承している韓国の国立釜山国楽院の専属音楽家による演奏、浅野祥(津軽三味線)、本間貴士(二十五絃箏)、坂本雅幸 (太鼓)による日本伝統音楽の演奏、そして両国の音楽家によるコラボレーション舞台をお楽しみいただきます。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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日時 : 2025年4月18日(金)19:00 (開場18:30) |
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会場:駐日韓国文化院 2F ハンマダンホール |
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アクセス:東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」1番出口より新宿方面徒歩5分 |
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主催:駐日韓国大使館 韓国文化院、MIN-ON、国立釜山国楽院 |
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協力:韓国観光公社、韓国コンテンツ振興院 |
プログラム ※プログラムは諸事情により変更になる場合があります。
ハン・ジュファン流テグム散調
テグム / オ・ギョソン、チャンゴ / イ・ジンヒ
散調は韓国伝統楽器の独奏曲で、演奏者の演奏技量と芸術的な解釈も加えられます。低音から高音を自由自在に行き来しながら、様々な演奏技量とリズムを披露します。
ヘグム独奏「犬鳴曲」 ※キム・ヨンジェ作曲
ヘグム / ハン・スジ、チャンゴ / イ・ジンヒ
子犬が走りまわる様子を描写したユーモア溢れる曲で、ヘグムの様々な演奏法を活用して作曲されました。
ピナリ、パンソリ「沈清歌」より ※沈清が印塘水に身を投げる場面
唱 / シン・ジンウォン、テグム / オ・ギョソン、ヘグム / ハン・スジ、チャンゴ / イ・ジンヒ
<ピナリ>は祝福と幸運を願う心を込めた歌です。「沈清歌」は孝行をテーマにしたパンソリで、今回は盲目の父の開眼のため、沈清が海に身を投げる場面を歌います。
アリラン連曲
唱/シン・ジンウォン、テグム/オ・ギョソン、ヘグム/ハン・スジ、チャンゴ/イ・ジンヒ
アリランー旧アリラン―長いアリランー旌善(チョンソン)アリランー珍島(チンド)アリランなど、様々な地域のアリランをお届けします。
米節
韓国と日本の主食である米の大切さを唄いあげた宮城県民謡。
月夜
本間貴士のオリジナル曲。二十五絃箏の超絶技巧にご注目ください。
津軽じょんから節
津軽民謡の代表曲。津軽三味線の独奏でお届けします。
瀛曲 祇園精舎
平家物語 祇園精舎を本間貴士の編曲により、独自の世界観で表現した一曲。
和太鼓ソロ
坂本雅幸による桶太鼓のソロ演奏。ひとつの太鼓で多彩な音色を奏でる坂本の真骨頂をご覧ください。
新川古代神
軽快でテンポの良い唄が特徴的な富山県民謡。
出演
浅野祥 / 津軽三味線
祖父の影響により、3歳で和太鼓、5歳で津軽三味線を始める。その後、三絃小田島流 二代目小田島徳旺氏に師事。7歳の時、青森県弘前市で開催される津軽三味線全国大会に最年少出場し、翌年から各級の最年少優勝記録を次々と塗り替える。2004年 津軽三味線全国大会、最高峰のA級で最年少優勝(当時14歳)その後、2006年まで連続優勝し、3連覇を達成。同大会の規定により、殿堂入りを果たす。2007年17歳でビクターエンターテインメントより「祥風」でメジャーデビュー。近年では「日本遺産×芸能」をテーマに掲げる文化庁主催『NOBODY KNOWS』への参加など、日本文化の掘り起こしや普及にも積極的に取り組む。また、日本各地の民謡を現代の感覚で作編曲する「MIKAGE PROJECT」や複数の邦楽演奏家からなる「ART歌舞伎楽団」に参加し、新たな音楽シーンを切り拓いている。
本間貴士 / 二十五絃箏
3歳より箏を12歳より三味線を母から手解きを受ける。桐朋学園芸術短期大学芸術科音楽専攻卒業。並びに専攻科、研究生修了。第7回ルーマニア国際音楽コンクール室内楽部門第1位。理事会賞受賞。NHK総合「民謡魂」、NHK WORLD「Blends」、TVアニメ「この音とまれ」等メディアの他、舞台演劇や映画作品へも出演、収録に参加している。2019年、avexより「桜men」のメンバーとしてメジャーデビュー。生田流箏曲芙美音会主宰補佐。(公社)群馬三曲協会理事。アーティスト集団[壹-ichi-]総監督。水野箏曲学院本部所属。MIKAGE PROJECT メンバー。
坂本雅幸 / 太鼓
太鼓芸能集団「鼓童」の中心的な演奏者としてソロやセンターポジションを務め、アンサンブルの要として長きにわたり舞台をリードし続けた。2018年よりソロの和太鼓奏者としての活動を開始、国内はもとより世界各国で演奏活動を行う。太鼓の可能性の探求にも力を注いでおり、自身が発案、開発に携わる調律桶太鼓「奏」や電子和太鼓「Taiko-1」は共にグッドデザイン賞を受賞。2022年からはオンラインでのコミュニティ「オンライン太鼓サロン」、海外に向けての「Online Taiko collective」を主宰。
イ・ジンヒ / チャンゴ(国立釜山国楽院 器楽団)
器楽団楽長(打楽)
釜山大学校 韓国音楽学科・同大学院修士及び博士課程修了
釜山大学校出講
オ・ギョソン / テグム(国立釜山国楽院 器楽団)
梨花女子大学校 韓国音楽家卒業・同大学院卒業
国家無形文化財宗廟祭禮楽履修者
ハン・スジ / ヘグム(国立釜山国楽院 器楽団)
韓国芸術総合学校 伝統芸術院芸術士卒業・専門士卒業
第31回全国国楽競演大会ヘグム部門金賞
釜山大学校 韓国音楽学科博士課程修了
シン・ジンウォン / パンソリ(国立釜山国楽院 声楽団)
全羅北道無形遺産パンソリ「水宮歌」履修者
中央大学校 国楽大学 音楽劇科卒業
全北大学校 大学院 韓国音楽学科修士課程卒業
2010韓国人材賞大統領賞
釜山大学校大学院 韓国音楽学科博士課程
【韓国国立釜山国楽院】
国立釜山国楽院は文化体育観光部傘下の国立国楽院(1951年)の地方国楽院で南原(ナムウォン)の国立民俗国楽院(1992年)と珍島(チンド)の国立南道国楽院に続き2009年10月28日開院しました。
国立釜山国楽院は公演ㆍ教育ㆍ研究ㆍ振興を統べる複合機能の国立芸術機関として釜山ㆍ嶺南地域の伝統文化を発掘ㆍ育成及び保存ㆍ継承して地域間のバランスのある文化発展を図り国際海洋文化都市としての文化競争力の確保と高品格の文化コンテンツ及び文化インフラの構築ㆍ拡大のために運営を行っています。地域情緒と歴史性を反映した公演作品と教育ㆍ研究ㆍ振興活動を通じて地域住民の和合と文化的プライドを鼓吹して様々な代表公演作品を開発して、地域文化発展に寄与したいと考えています。
我が国の第2の都市及び東南圏の拠点都市の位相と国立国楽院の始発地である釜山の歴史的な伝統性をもとにし、国立釜山国楽院は多様な国内外の行事を成し遂げ、更には環太平洋圏民族音楽文化の研究と交流を重要な事業目標として世界文化の発展に貢献する国立釜山国楽院を目指します。
イベント申込
韓国文化院ホームページのイベント申込ページからお申込みいただけます。
イベントにお申込いただくには会員登録(無料)が必要です。
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募集人員:150名様(お申し込みはお一人様2名まで) |
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申込締切:2025年4月6日(日) |
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お申し込みが定員を超えた場合は抽選とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。 |
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当選された方へのみ、公演1週間前までに確認書をメールにてお送りします。 |
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落選された方には別途ご連絡をいたしませんので予めご了承ください。 |
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当落確認のお問い合わせはご遠慮ください。 |