「世界に誇る韓国のオペラ歌手たちVol.II」 05.11.29

これほど凄いオペラ歌手が、私達のすぐそばにいた!!!
聴く者の全てを一瞬にして虜にしてしまう驚異の歌声!!
韓国注目の若手ヴァイオリニスト オゥ・ジューヨンをアメリカから迎えて。

日韓友情年記念公演

「世界に誇る韓国のオペラ歌手たち Vol.II 」

2005年12月9日(金)午後7時開演
東京オペラシティコンサートホール
主催 : ヴォイスファクトリー
共催 : 駐日大韓民国大使館 韓国文化院

開催趣旨
日韓友情年を記念して、「アジアの声楽王国」韓国を代表する
3名の声楽家の共演によるコンサート。
今年5月に行われた公演での熱狂を受け、急遽決定。

日韓国交正常化40周年にあたる本年は、日韓友情年でもあります。この記念すべき年に、韓国が世界に誇るべき声楽家を日本に招き、演奏会を開催する運びとなりました。


韓国は多くの優秀なオペラ歌手を世界に輩出しており、欧米では「韓国人なしでは理想的なキャストを組むのは難しい」と言われるほど、その活躍は目覚しいものがあります。歌い手のレベルにおいて、韓国はまさにアジアの「オペラ王国」と言える存在ですが、その状況は残念ながら日本においては広く認識されてきたとは言いがたい状態でした。そのため、日本での演奏会やオペラの公演で、韓国の優れたオペラ歌手に接する機会が著しく少ないものであることも、韓流ブーム以前の韓国映画やドラマなどと同じであるといえるでしょう。
今年5月に東京オペラシティで韓国を代表する5人の声楽家が一堂に会して行われた「世界に誇る韓国のオペラ歌手たち」。初めてオペラを聴く人をも熱狂に導いて大成功となったこの公演で、聴衆から熱い支持をうけたオペラ歌手たちが、再びオペラシティで共演する演奏会が実現します。
ソビエト時代のチャイコフスキーコンクールで優勝した、ただ一人のアジア人で韓国の国民的歌手、バリトンのチェ・ヒョンスと、欧米で大活躍、韓国のプリマドンナの代表格であるソプラノのパク・チョンウォン、先のコンサートでもひときわ聴衆を魅了したこの2人に加え、韓国オペラ界のスター、テノールのキム・ヨンファンが加わり、韓国の歌とドラマティックなオペラのアリアをお届けします。また日本からは、「日本の歌を歌っては右に出るものなし」と評される関定子が参加。日韓の友情年を締めくくるに相応しい、音楽による文化交流事業です。 また単に音楽ファンを対象とした「音楽鑑賞」としての演奏会にとどまらず、素晴らしい歌い手を生む土壌となっている、韓国の精神文化そのものに触れられるような機会を創出するべく、演奏家の人間的な側面にも映像などを通してスポットを当てていきます


韓国が次代に送り出す期待の若手、
バイオリニストのオゥ・ジューヨンをアメリカから特別ゲストに迎えます。
器楽奏者による韓国人の「歌ごころ」を。

アメリカ国内の主要オーケストラと、ズビン・メータ、エサペッカ・サロネン他の一流指揮者のもと数々の共演を繰り返し、いま韓国若手 No.1 の呼び声の高いヴァイオリニスト、オゥ・ジューヨンを特別ゲストに迎えます。器楽奏者でありながら、その演奏の中にある「歌」は正に韓国人アーティストに共通の才能であることを日本の聴衆に印象付けることでしょう。


「オペラは初めて」「韓国の声楽家は初めてだが聞いてみたい」という方の為に、
三曲目まで聴いて満足いただけなければ、ご退場頂き料金を全額お返しする
「クーリング・オフ・サービス」付きの演奏会。

世界的な評価を勝ち得ながら、日本ではその存在は全くと言ってよいほど知られていない韓国のオペラ歌手たち。「初めてオペラを聴く」「初めて韓国のオペラ歌手を聴いてみよう」という方が、安心して「お試し」でできるよう、この演奏会には「クーリングオフ・サービス」が付いています。 このサービスは、演奏会冒頭(3曲目まで)をお聞きいただき、「満足できそうもない」と感じた場合には、その時点でご退場頂ければ、入場料をお返しするというものです。それだけ、弊社が自信を持って提供する、是非お聞きいただきたい演奏家のコンサートです。






公演概要

公演名:
日時:
会場:
料金:

日韓友情年記念公演「世界に誇る韓国のオペラ歌手たち Vol. Ⅱ」
2005年12月9日(金)19:00開演(18:30開場)
東京オペラシティコンサートホール (京王新線初台駅下車徒歩3分)
S¥7 , 000 A¥5 , 000 < 全席指定・税込 >


【お申込み・お問合せ】

ヴォイスファクトリーチケットデスク
チケットぴあ 
東京オペラシティチケットセンター

03(5388)9990
0570(02)9990
03(5353)9999

【出演者】

チェ・ヒョンス(バリトン)、パク・チョンウォン(ソプラノ)、キム・ヨンファン(テノール)
〔特別ゲスト〕オゥ・ジューヨン(ヴァイオリン)、関 定子(ソプラノ)
呉 恵珠(ピアノ)

【予定プログラム】

第1部:

イタリアオペラ
ヴェルディ「椿姫」より“プロバンスの海と陸”
レオンカヴァッロ「道化師」よりプロローグ“ごめんください皆様方”
ベッリーニ「ロメオとジュリエット」より“おお幾たびか”
プッチーニ「トゥーランドット」より“だれも寝てはならぬ”
プッチーニ「トスカ」より“星も光りぬ”


第2部:

イタリア民謡
韓国国民謡
日本民謡
ヴァイオリン独奏
サラサーテ「カルメン幻想曲」
マスネ「タイスの瞑想曲」




主催:ヴォイスファクトリー
共催:駐日韓国大使館 韓国文化院
企画・プロデュース:ヴォイスファクトリー


出演者プロフィール

パク・チョンウォン(ソプラノ)Park Jung-won(Soprano)

ニューヨークのジュリアード音楽院・同大学院を修了後、直ちにアメリカン・オペラセンターでプッチーニ「ジャンニ・スキッキ」、グノー「ミレイユ」などのオペラでアメリカ・デビューを飾る。その成功がピーター・ブルックの目に留まり、彼の新しいプロダクション「カルメンの悲劇」に抜擢され、更にブルック演出による「ペレアスとメリザンド」でもタイトルロールを受け持ち、パリ、ウイーン、バルセロナ、リスボン、チューリヒ、ベルリン、ハンブルク、フランクフルトなど、ヨーロッパ主要都市で絶賛された。このほか、パリのオペラ・コミック座へビゼーの「真珠取り」でデビュー、そこでの大成功によりバスティーユ・オペラからも招かれチャイコフスキーの「スペードの女王」でデビュー、その模様はヨーロッパ各地のプレスでも大きく取り上げられた。イタリアのスポレート音楽祭、ニース歌劇場等にも、ヴェルディ「椿姫」「ファルスタッフ」、ベートーベン「フィデリオ」、モーツァルト「イドメネオ」、R・シュトラウス「バラの騎士」など幅広いレパートリーで出演、いずれも高い評価を受けている。欧米での輝かしい演奏活動の後、95年からは活動の中心を母国韓国に移し、ソウルなど国内のオペラの主要公演の多くで主役を演じている。

チェ・ヒョンス(バリトン)Choi Hyun-Soo(Bariton)

韓国が世界に誇る、アジア人オペラ歌手の最高峰。77年延世大学音楽部に実技首席で入学。卒業後イタリアへ留学、ミラノのヴェルディ音楽院、スカラ座オペラ・アカデミー、カルロ・ベルゴンツィ・アカデミーなどを全て首席で修了、その間アジア人として初めてヴェルディ国際コンクールで第一位と最高バリトン賞を同時受賞。ほかにマリオ・デル・モナコ、パヴァロッティ国際、ローザ・ポンセル等、参加した全てのコンクールにことごとく優勝、イタリア国内の歌劇場に「リゴレット」「仮面舞踏会」「椿姫」等で出演、新聞でも最上級の賛辞を得た。アメリカではパヴァロッティとの共演でデビューを飾り大成功を収める。90年ソビエト時代最後となったチャイコフスキー・コンクールで、アジア人初の一位を獲得、同時にチャイコフスキー賞を受賞するという快挙を成し遂げ、その名声は一気に世界的なものとなった。その後は欧米を中心にオペラ、リサイタルなど多くの演奏会に出演。92年カーネギーホールでのリサイタルでは聴衆を熱狂に導き「ニューヨークを輝かせた人賞」を受賞。現在は祖国での音楽活動を重要視し、韓国内で地道な演奏活動と教育に力を注いでいる。韓国政府から二度にわたり文化勲章を授与されている。

キム・ヨンファン(テノール)Kim Young Hwan(Tenor )

イタリア、ドイツ、スペインなどのオペラハウスに出演を重ね各地で高い評価を勝ち取っている韓国を代表するテノール歌手の一人。ソウル大学音楽学部声楽科を卒業後、イタリア・フィレンツェ国立音楽院に学び、さらにオジモアカデミア修了。1988年に「エンリコ・カルーソー」国際コンクールに入賞、同年「カルロ・コッチア」ノバラ国際声楽コンクール、1993年「G.B.Viotto」ベルチェルリ国際声楽コンクール、さらに1994年「ジャコモ・アラガル」国際声楽コンクールで1位入賞するなど優秀なコンクール入賞歴もつ。イタリアでのオペラデビューは、ローマでのベルディ「リゴレット」、リーニ市でのザンドナイのオペラ「フランチェスカ・ディ・リミニ」、ルチェリ市立オペラ劇場でのプッチーニ「ラ・ボエーム」のロドルフォ、またハンブルグにてゲッティンガーオーケストラと共演、またローマのサンルーカ劇場にてヴェルディ「仮面舞踏会」などに出演し、高い評価を得ている。韓国内ではソウル世宗文化会館にてヴェルディ作曲「エルナーニ」にエルナーニ役として出演 ( ソウル市立オペラ団 ) 、ソウル芸術の典堂オペラ劇場にてヴェルディ「ドン・カルロ」のタイトルロールを演じ、韓国を代表するドラマティックテノールの地位を確固たるものとした。日本には東京人見記念講堂にて日韓修交30周年記念公演として上演された、張一男「春香伝」に李ドリョン役を歌って初登場、その後二期会主催ヴェルディのオペラ「リゴレット」 ( 東京文化会館、1997年 ) にマントヴァ公爵役で出演するなど、来日を重ねている。韓国国立オペラ団所属。

オゥ・ジューヨン(バイオリニスト)Oh Joo Young(Violin)

5歳からバイオリンを始め、わずか14歳のときにニューヨークにて行われた「若手アーティスト国際コンクール」で優勝を飾り一躍注目を浴びる。アメリカに渡り11歳でサンノゼ・シンフォニーオーケストラに招かれて、大成功を博す。アメリカではその後、エサペッカ・サロネン指揮によるロサンゼルス・フィルと共演、シカゴ、デンバー、アトランタ、トロント、ニューヨークなどの主要での演奏を行い、常に高い評価を得ている。またヨーロッパでは、ベルリン、ウイーン、リヨンなどでリサイタル、オーケストラとの共演を繰り返している。韓国が世界に誇るソプラノのスミ・ジョーと競演するなど、声楽家とのコラボレーションも多く、カーネギーホールで行ったリサイタルに続き、韓国内でも6都市でコンサートツアーを成功させた。サムスン音楽財団により、イタリアのバイオリンの名器ストラディバリウスを借り受け、現在、ニューヨークのジュリアード音楽院で更なる研鑽を積んでいる。

関 定子(ソプラノ)Seki Sadako(Soprano)

北海道出身。北海道教育大から愛知県立芸大を経てイタリアへ留学、ミラノ市立音校で研鑚を積む。1977年には、わずか一年間でヨーロッパの主要国際声楽コンクール6つ(ヴェルディ、エンナ、ロニーゴ、ジーリ、ヴイオッテイ、 F= ビーニャス)に優勝・入賞を果たすという快挙を遂げている。帰国後は二期会、日本オペラ協会、東京室内歌劇場などで着実な演奏活動を展開、世界的なオペラ歌手とも共演を重ねる。中でもイタリア屈指のドラマティックテノール、ニコラ・マルティヌッチを相手にコンサートで歌った「アンドレア・シェニエ」の終幕の二重唱では、マルティヌッチと互角の名唱を繰り広げ、聴衆に大きな衝撃を与えた。最近では、イタリア・オペラ界の女王フィオレンツァ・コッソット(メゾソプラノ)との共演で、ヴェルディ歌劇「イル・トロヴァトーレ」のレオノーラを熱演しその実力を証明した。1990年頃から日本民謡や山田耕筰など日本の歌への探求を深めるようになる。日本の歌のみでニューヨーク・カーネギーホールを満場総立ちの興奮へ導き、現地プレスからも「完成され尽くした芸術家」と最大級の賛辞を得ている。国内では山田耕筰の作品ばかり100曲を納めた驚異的なCDが94年度レコード・アカデミー賞を受賞、また二度にわたり文化庁芸術祭賞を受賞しており、各地でのリサイタルでも絶賛を繰り返している。これまでの“オペラ歌手”の枠にはまり切らない「異色の大器」「遅咲きの大輪」として今後の活躍がますます期待されるばかりでなく、今後の日本歌曲普及のためには、今の日本に欠くことのできない歌手の一人である。2005年新国立劇場での「蝶々夫人」は60歳になってからのこの役デビューとなったが、聴衆に衝撃を与える大成功を収めた。

呉 恵珠(ピアノ)Kure Keiju(piano)

東京都出身。東京芸術大学音楽部ピアノ専攻科修了。野呂愛子、松原みどり両氏に師事。藤原歌劇団、日本オペラ協会、二期会、民音などの専属ピアニストとして、多くの名指揮者のもとで研鑽を積む。現在はフリーの伴奏者として、国内・国外の著名な声楽家のリサイタルやレコーディングなどで活躍中。02~04年の伊・メゾの女王フィオレンツァ・コッソットの来日リサイタルでは、オペラの雰囲気を表出する見事な演奏で、聴衆やメディアからも高い評価を得ている。






番号 タイトル 掲示日 照会
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