古典資料データベースの紹介

今月は、韓国の古典を手軽に読む事ができるインターネットサービスをご紹介します。
一つ目は、韓国古典翻訳院が運営する「韓国古典総合DB」です。(
http://db.itkc.or.kr)高麗史節要、茶山詩文集、栗谷全書など韓国を代表する古典120種の現代韓国語訳、原文(漢文)、実際の原文イメージの3種類が読む事ができます。難しい言葉には、注釈もついていて助かります。トップページは日本語もありますので、韓国語が読めない方でもご利用できます。
二つ目は、国史編纂委員会が運営する朝鮮王朝実録です。(
http://sillok.history.go.kr/)歴代王の全ての実録と承政院日記が現代韓国語訳、原文(漢文)、原文イメージの3種類の方法で読む事ができます。日付から選択することができるようになっています。
これらサービスは、インターネットができるパソコンであればどのパソコンでも無料で利用できます。ご自宅のパソコンでも、スマートフォンがあれば、移動中の地下鉄の中でも、古典や朝鮮王朝実録が読めるのです。とても便利な時代になりました。皆様もぜひご利用下さい。
配布資料のご紹介
資料室で配布する資料が増えましたので、その中で一つをご紹介致します。
「大韓民国国家象徴」(安全行政部製作)パンフレットです。難しそうなタイトルですが、簡単に説明すると、国の象徴である、国旗(太極旗)、国歌(愛国歌)、国花(ムクゲ)、国璽(国の印章)、紋章について分かりやすく説明したパンフレットです。なんとなく知っているようですが、改めて見てみると奥が深いです。韓国の基本情報として、ぜひお知り置き頂ければと思います。ただ残念なのは、このパンフレット、韓国語版と英語版のみで日本語版がありません。ただ、内容は簡単なパンフレットですので、韓国語学習者の方にはおすすめかもしれません。