「韓国語教師研修2008」のお知らせ | 08.06.02 |
駐日韓国大使館 韓国文化院と韓国国際交流財団は、日本で韓国語教育に携わっていらっしゃるみなさんに研修の機会を提供するべく、2004年から教師研修プログラムを毎年8月に東京と京都で開催してきました。昨年からは、これら2つの研修プログラムを合同で実施することにより規模を拡大し、より多様な講師陣と充実した研修を提供できるようになりました。5年目を迎えることになった「韓国語教師研修2008」は、同志社大学言語文化教育センターの油谷幸利教授を主任講師にお迎えし、日本の韓国語教育界の第一線で活躍する韓国語学や韓国語教育の専門家の方々21名が講師として参加する予定です。
韓国語を教えている方、将来韓国語を教えたいと思っている方であれば、どなたでも参加できます。昨年は参加希望者が多く、参加できなかった方も少なくありませんでした。今回は、定員も多少増やし、リピーターの方々のために新たな講座も開設しています。先着順で受講希望講義も受け付けていきますので、どうぞお早めにお申し込みください。本年の概要は次の通りです。
◇会 期: | 2008年8月11日(月)~16日(土)[6日間] |
◇会 場: | 大阪国際交流センター 2階 会議室 (〒543-0001 大阪市天王寺区上本町8-2-6) |
地下鉄谷町線「谷町九丁目」駅又は「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅徒歩7分、 近鉄「上本町」駅 徒歩5分 | |
地図はこちら |
◇講師と研修内容(予定)
・講師21名 [50音順] *主任講師
伊藤英人(東京外国語大学大学院准教授)、内山政春(法政大学准教授)、生越直樹(東京大学大学院教授)、金恩愛(明治学院大学専任講師)、金善美(同志社大学専任講師)、金珍娥(明治学院大学専任講師)、金鍾徳(東京外国語大学客員准教授)、斉藤信浩(名古屋学院大学留学生別科特別講師)、塩田今日子(二松学舎大学教授)、須賀井義教(近畿大学専任講師)、趙義成(東京外国語大学専任講師)、中島仁(東海大学専任講師)、南潤珍(東京外国語大学大学院准教授)、野間秀樹(東京外国語大学大学院教授)、長谷川由起子(九州産業大学准教授)、韓成求(明治学院大学講師)、前田真彦(白頭学院建国中高等学校教諭)、三ツ井崇(同志社大学専任講師)、村田寛(福岡大学准教授)、山下誠(神奈川県立鶴見総合高校教諭)、*油谷幸利(同志社大学教授)
・研修内容:基本的に講義は日本語で行われます
大阪国際交流センター2階 会議室AB | 大阪国際交流センター2階 会議室CD | ||||||||||||
講義名 | 講師 | 講義名 | 講師 | ||||||||||
8月11日(月) | ※ 初日午前中(Ⅰ~Ⅱ)の講義は、全体講義として大阪国際交流センター2階小ホールにて行われます | ||||||||||||
1-I | 09:15-10:45 | 開会:ことばを学び=教えることを考える | 野間秀樹 | 開会:ことばを学び=教えることを考える | 野間秀樹 | ||||||||
1-II | 11:00-12:30 | 韓国語教材をいかに作り,いかに選ぶか | 野間秀樹 | 韓国語教材をいかに作り,いかに選ぶか | 野間秀樹 | ||||||||
1-III | 13:30-15:00 | 音声学 | 内山政春 | 韻律論からの接近 ※韓国語による授業です | 金鍾徳 | ||||||||
1-IV | 15:15-16:45 | 音韻論・形態音韻論 | 趙義成 | 言語接触と韓国社会─近代史にみる─ | 三ツ井崇 | ||||||||
17:15-19:00 | 懇親会:大阪国際交流センター3階「銀杏」 | 懇親会:大阪国際交流センター3階「銀杏」 | |||||||||||
8月12日(火) | 会議室AB | 会議室CD | |||||||||||
2-I | 09:15-10:45 | 文字と発音の教授法 ※定員に達しました | 趙義成 | 韓国語Web辞典から学習辞典へ | 油谷幸利 | ||||||||
2-II | 11:00-12:30 | 『訓民正音』について+15世紀の韓国語概説 | 趙義成 | 授業運営法 | 前田真彦 | ||||||||
2-III | 13:30-15:00 | 語基説1 | 内山政春 | 正書法(教育現場における扱いを中心に) | 長谷川由起子 | ||||||||
2-IV | 15:15-16:45 | 語基説2 | 内山政春 | 高校生のための韓国語教材について | 長谷川由起子 | ||||||||
8月13日(水) | 会議室AB | 会議室CD | |||||||||||
3-I | 09:15-10:45 | コースデザインと授業計画 | 長谷川由起子 | 誤用分析1 | 金善美 | ||||||||
3-II | 11:00-12:30 | 韓国語教育史 | 中島仁 | 誤用分析2 ※定員に達しました | 金善美 | ||||||||
3-III | 13:30-15:00 | 〈話す〉ことを教えるために | 金珍娥 | 外来語表記法とローマ字表記法 | 中島仁 | ||||||||
3-IV | 15:15-16:45 | 教学方針の立て方と成績評価(同志社大学を例に) | 油谷幸利 | 談話から韓国語教育を見る | 金珍娥 | ||||||||
8月14日(木) | 会議室AB | 会議室CD | |||||||||||
4-I | 09:15-10:45 | 対照言語学入門1 | 油谷幸利 | 韓国語のアスペクト | 村田寛 | ||||||||
4-II | 11:00-12:30 | 対照言語学入門2 | 油谷幸利 | 韓国語のモダリティー | 須賀井義教 | ||||||||
4-III | 13:30-15:00 | 北朝鮮の言語と言語学について | 韓成求 | 言語行動に関する日韓対照研究 | 生越直樹 | ||||||||
4-IV | 15:15-16:45 | 会話教育法 | 塩田今日子 | 現代韓国語の「ずれ」(複数の発音,表記,形態が使われている)について | 生越直樹 | ||||||||
8月15日(金) | 会議室AB | 会議室CD | |||||||||||
5-I | 09:15-10:45 | 漢字音教育法1 ※定員に達しました | 伊藤英人 | 高校における韓国語授業の提案 | 山下誠 | ||||||||
5-II | 11:00-12:30 | 漢字音教育法2 | 伊藤英人 | 韓国語語彙論 | 南潤珍 | ||||||||
5-III | 13:30-15:00 | 表現様相論から見た日本語らしさvs.韓国語らしさ ※定員に達しました | 金恩愛 | 教育(成績)評価のための統計入門1 | 斉藤信浩 | ||||||||
5-IV | 15:15-16:45 | 日韓コロケーションの対照 ※定員に達しました | 南潤珍 | 教育(成績)評価のための統計入門2 | 斉藤信浩 | ||||||||
8月16日(土) | ※模擬授業は、各会議室を2室に分割し計4室で行われ、各室に講師が3名ずつ付いて、進 行及びコメント等を行います
| ||||||||||||
6-I | 09:15-10:05 | 模擬授業 | 模擬授業 | ||||||||||
6-II | 10:05-10:55 | 模擬授業 | 模擬授業 | ||||||||||
6-III | 10:55-11:45 | 模擬授業 | 模擬授業 | ||||||||||
6-IV | 11:45-12:35 | 模擬授業 | 模擬授業 | ||||||||||
6-Ⅴ | 13:35-14:25 | 模擬授業 | 模擬授業 | ||||||||||
6-Ⅵ | 14:25-15:15 | 模擬授業 | 模擬授業 | ||||||||||
6-Ⅶ | 15:15-16:05 | 模擬授業 | 模擬授業 | ||||||||||
6-Ⅷ | 16:15-17:30 | 総括及び修了式:大阪国際交流センター2階小ホールにて行われます |
※5-ⅢCD、5-ⅣCD「教育(成績)評価のための統計入門1・2」では、授業で電卓を使いますので
ご準備ください
※模擬授業を希望される方の場合お部屋を希望することはできません。
事務局で振り分けさせていただきます
◇受講対象者:大学・高校・民間講座等で韓国語を教えている方、将来教えたいと考えている方
◇定 員:120名
・全体講義と模擬授業を除き、各講座毎時間ごとにAB/CDいずれかを先着順でお申込み
いただけます
・先に60名に達した講座から締め切り、あとからお申し込みの方は、自動的に定員に達していない
方の講座にエントリーされます。
◇主教材:くろしお出版『韓国語教育論講座』、第1巻と第4巻 詳細はこちら
◇教材費:『韓国語教育論講座』第1巻4,000円(定価4,935円)、第4巻4,600円(定価5,670円)
◇受講料:全日程 18,000円(大学生・院生は15,000円)
◇募集期間:
第1次: 掲載日~7月12日(土)⇒全日程希望者を優先、先着順で受け付け
第2次: 7月14日(月)~定員に達するまで⇒第1次募集で定員に達しなかった場合に限り、1日ご
との参加者を募集します。受講料は1日あたり3,000円です。
* 第1次募集の期間中に定員に達した場合、その時点で募集を締め切らせていただきます。
* 研修費用を入金した後に参加者側の事情でキャンセルされた場合、入金された受講料・教材費
は返金できませんので、前もってご了承ください(主催者側の事情による場合は別とします)。
◇遠方からの参加者に対する交通費・宿泊費の補助及び宿泊施設の案内について:遠方からの参
加者に交通・宿泊費の一部補助と会場内の宿泊施設を安価で提供します。
・補助を受けられる人は、日本国内に在住し、全日程(6日間)受講者のみとします。一時帰国の
方は対象としません。
・研修に参加するための往復の交通費と宿泊費の合計が3万円を超える受講者(大阪までの列車
による交通費:往復5千円以上、宿泊費の上限:1泊7千円)に対し、数万円の補助を提供します。
申し込み人数等により金額が変動します。
・学校など他機関から支給される人は対象となりません。
・希望者は申し込み時に、交通・宿泊費の概算とともに補助を申請してください。申し込みがない
と、対象となりません。
・支給は研修の最終日です。その際、領収書がない分の費用支払えませんのでご注意ください。
・宿泊施設の案内
遠方参加者のために研修会場内にある宿泊施設「大阪国際交流センターホテル」詳細はこちらのシングルを、特別価格で数十名分確保してあります。宿泊料金は1泊¥6,500(朝食付、サ税込)です。但し、数に制限があるため、研修全日程参加者のみを対象とさせていただきます。先着順で、定員に達し次第締め切りますので、お早めにお申し込みください。
◎お申し込み方法
1. 以下の①から⑩の項目をカット&ペーストでメールの本文に張り付けて全てに記入し、メールの件名を「韓国語教師研修参加希望」とした上で、kenshu2008@tjf.or.jpへお申し込みください。なお、勝手ながらお申し込みはメールに限らせていただきます。記入は日本語でも韓国語でも結構です。
① 氏名(日本語または韓国語で)
② 氏名(英字、半角で入力)
③ 所属機関(学校名・市民講座名など)
④ 住所(〒もお忘れなく)
⑤ メールアドレス(正確にご記入ください)
⑥ 教師研修の参加歴(年度・研修名など)
⑦ 第1言語(母語)、第2言語、第3言語
⑧ 生年(西暦で入力)
⑨ 教材の購入(2冊以上購入することもできます)
『韓国語教育論講座』 第1巻( )冊、同第4巻( )冊
⑩受講クラスの希望 (初日3時間目から5日目4時間目まで、AB/CDどちらかを選択してください。
先着順で講座は埋まっていきますので、ご希望に添えないこともあります)
*記号の見方:「研修何日目か-何時間目か-AB/CDいずれか」の順番になっています
11日: | 1-ⅢAB(内山政春) | 1-ⅢCD(金鍾徳) | |
1-ⅣAB(趙義成) | 1-ⅣCD(三ツ井崇) | ||
12日: | 2-ⅠAB ※定員に達したため選択できません | 2-ⅠCD(油谷幸利) | |
2-ⅡAB(趙義成) | 2-ⅡCD(前田真彦) | ||
2-ⅢAB(内山政春) | 2-ⅢCD(長谷川由起子) | ||
2-ⅣAB(内山政春) | 2-ⅣCD(長谷川由起子) | ||
13日: | 3-ⅠAB(長谷川由起子) | 3-ⅠCD(金善美) | |
3-ⅡAB(中島仁) | 3-ⅡCD ※定員に達したため選択できません | ||
3-ⅢAB(金珍娥) | 3-ⅢCD(中島仁) | ||
3-ⅣAB(油谷幸利) | 3-ⅣCD(金珍娥) | ||
14日: | 4-ⅠAB(油谷幸利) | 4-ⅠCD(村田寛) | |
4-ⅡAB(油谷幸利) | 4-ⅡCD(須賀井義教) | ||
4-ⅢAB(韓成求) | 4-ⅢCD(生越直樹) | ||
4-ⅣAB(塩田今日子 ) | 4-ⅣCD(生越直樹) | ||
15日: | 5-ⅠAB ※定員に達したため選択できません | 5-ⅠCD(山下誠) | |
5-ⅡAB(伊藤英人) | 5-ⅡCD(南潤珍) | ||
5-ⅢAB ※定員に達したため選択できません | 5-ⅢCD(斉藤信浩)※要計算機 | ||
5-ⅣAB ※定員に達したため選択できません | 5-ⅣCD(斉藤信浩)※要計算機 |
⑪ 交通費・宿泊希望などの事項、または研修に対する要望など、自由にお書きください。
2. 主催者から応募者に対し申し込み受理通知をメールで送付、受講申請の結果及び研修費用
(受講料と教材費)の金額と振込み方法を案内します。
3. 受理通知メールを受信した日から1週間以内に指定の銀行口座に研修費用をお振り込みください
4. 事務局が入金を確認した時点で研修参加者として確定します。
5. 参加者全員を登録したメーリングリストを作成し、主催者からの連絡を行うとともに、参加者間のやりとりができるようにします。
6. 最終日の模擬授業で発表を希望する人は、7月25日までに事務局に必要資料を提出してください。模擬授業も研修プログラムの重要な一部であり、もっとも密度の高い研修の機会です。修了証は最終日の修了式にお渡しします。ただし、模擬授業を含め、全日程に参加した人のみとします。模擬授業に関しては、別途、詳細の案内をお送りします。
◎主催
駐日韓国大使館 韓国文化院、韓国国際交流財団、財団法人国際文化フォーラム
◎事務局・お問い合せ先
国際文化フォーラム(担当:小栗) 03-5322-5211(月~金の10:00-17:00)
駐日韓国大使館 韓国文化院(担当:清水) 03-5476-4971(月~金の10:00-17:00)
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