外は夏 著者 : キム・エラン
ニックネーム : よんぴる 掲示日 : 2021-11-27


新聞のブックレビューで気になって読みました。亜紀書房のとなりの国のものがたりシリーズのうちの1巻です。「喪失」をテーマにした短編で構成されています。やり場のない悲しみに遭遇しても、日常は同じ時間軸で淡々と続いていく辛さを痛いほど感じました。
中でも祖母と貧しく暮らす少年と犬とのかかわりを描いた作品では胸がいっぱいになりました。
タイトルは「夏」がついているけれども、あくまで「外」側であり、表題も深いなあと思いました。

表紙 タイトル
死にたいけどトッポッキは食べたい ペク・セヒ
娘も発達障がいがあり共感出来る部分もあったが年月をかけ死を目の前に誰かの為に生きる事にがむしゃらな私には適していなかったかも。若い頃に出会っていれば共感したと思う。だけれど気持ちが引きずられないように...
彼女の名前は チョ・ナムジュ
チョ・ナムジュ作家の『82年生まれ、キム・ジヨン』の次に発表された作品です。28の女性の物語で綴られています。韓国の社会情勢がとてもよくわかりました。隣の国の情勢に驚いたり、他人事とは思えず共感したり...
アンダー、サンダー、テンダー チョン・セラン
クオン社の「あたらしい韓国の文学」シリーズの1巻。このシリーズは装丁も美しく(オシャレ!)、ついついコンプリートしたくなる魅力を放っている。物語は北朝鮮との国境近いパジュに暮らす男女の若者の物語。世界...
外は夏 キム・エラン self
新聞のブックレビューで気になって読みました。亜紀書房のとなりの国のものがたりシリーズのうちの1巻です。「喪失」をテーマにした短編で構成されています。やり場のない悲しみに遭遇しても、日常は同じ時間軸で淡...
アーモンド ソン・ウォンピョン
実の親からも疎まれているゴニを命がけで救おうとしたユンジェの姿に涙が止まりませんでした。怒りや恐怖を感じない人間だからできたというにはあまりにも安易すぎる。いわゆる私たち健常者はおそらく避けて通ろうと...


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