花を見るように君を見る 著者 : ナ・テジュ
ニックネーム : リアンチョニン 掲示日 : 2021-11-25


北千住駅の構内書店の一番前の売り場に、大好きなナ・テジュ詩人の詩集が置かれた。
「花を見るように君を見る」。日本語でどう翻訳されたのかが、知りたい。
黒河星子氏が訳した。1981年生まれ、京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学のエリート翻訳家である。
詩を翻訳することはエッセイや小説を翻訳することとはまた違う難しい作業だと思っている。下手な日本語で読んでみたら、詩人の詩を易しい日本語に滑らかに翻訳したとおもう。
ナ・テジュ詩人の詩が好きな理由は、やさしい言葉でありながら、心に響く詩であるからだ。 もちろん、やさしく書くのがどれだけ大変な作業なのかも、よく知っている。だから、詩人を尊敬している。
「韓国人が最も愛する詩」に選ばれた<草花>を聞くと、詩をよく知らない人もみんなうなずく。
「じっくり見てこそきれいだ/長く見てこそ愛らしい/君もそうだ。」 韓国でカリグラフィーの一番多い詩ではないか。短いしではあるが、気分が良くなり、これほど美しい言葉ないと思う。
詩であれ、エッセイあれ、音楽であれ、やさしくて良いと感じてこそ、良い作品だというのが持論だ。格好つけて難しい単語を並べたところでいい詩や文になるわけではないと思われる。
多い日本の方々が、先生の詩集を読んでいただくことをお勧めする。

表紙 タイトル
女ふたり、暮らしています。 キム・ハナ ファン・ソヌ
こんな生き方があったのか!と自分の中に新しい選択肢の種が蒔かれ、読み進めながら二人の共同生活の楽しさや大変さ、イライラやワクワクを一緒に経験することができます。やっぱり人は一人では生きていけない、そし...
母をお願い 申京淑
混み合ったソウル駅で行方不明になった母親を探す家族がそれぞれ、行方不明の母とのエピソードを語ることでその行方不明になった母親像が形作られていきます。作者は私と同世代ですが、語られるその暮らしぶりは私の...
アーモンド ソン ウォンピョン
生まれつき扁桃体が人より小さく、人が抱く感情がない主人公ユンジェと複雑な家庭環境でも感受性豊かなゴニとの関係性が良かったです。そもそも自分の抱く感情は正しい物なのか?普通って何なんだろう…とも考えさせ...
花を見るように君を見る ナ・テジュ
推しの愛読書として紹介されていた本ですが,美し優しい言葉の旋律に一気に虜になりました。幸せな時,嬉しい時,寂しい時,悲しい時。ページをめくると優しい言葉に感嘆します。大切に読みたい一冊です。
花を見るように君を見る ナ・テジュ self
北千住駅の構内書店の一番前の売り場に、大好きなナ・テジュ詩人の詩集が置かれた。 「花を見るように君を見る」。日本語でどう翻訳されたのかが、知りたい。 黒河星子氏が訳した。1981年生まれ、京都大学...


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