空と風と星と詩 著者 : 尹東柱
ニックネーム : Maria 掲示日 : 2021-11-14


ごく最近、彼の存在を初めて知りました。厳しい境遇の中で紡いだ彼の繊細な言葉選びにしんみりとした気持ちになりました。「星をかぞえる夜」は秋の夜長に読むのにぴったりです。そして、「風が吹いて」の「風が吹いているのに私の苦しみには理由がない」というフレーズから、どうしようもない彼の虚無感に触れた気がします。シンプルな言葉選びなのですが、読み返していくうちに様々な解釈ができそうだということに気がつきました。詩人本人を手を離れ、長い時を経てなお、詩そのものを味わえることは現代に生きる私たちにとって幸せなことだと思います。

表紙 タイトル
空と風と星と詩 尹東柱 self
ごく最近、彼の存在を初めて知りました。厳しい境遇の中で紡いだ彼の繊細な言葉選びにしんみりとした気持ちになりました。「星をかぞえる夜」は秋の夜長に読むのにぴったりです。そして、「風が吹いて」の「風が吹い...
ギリシャ語の時間 ハン・ガン
流れる静けさ。時として張り詰めた空気感を、文章だけでこんなにも表せるのかと驚いた。 目が徐々に見えなくなっていくギリシャ語教師と、話さない女性。二人の不思議な思いが後半に交錯する。表面的な部分という...
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そこに行けばいいことがあるはず ク作家(ク・キョンソン)
「失ったものを数えるのでなく、今あるものを大事にして生きる」ということを教えてくれる本です。 「聴覚と視覚に障害を抱えながらも、まだ、温かい手が残っている」という著者の紹介欄の言葉には胸を打たれ...
空と風と星と詩 尹東柱
高校の時に出会い、ずっと手元においている一冊です。短い詩のひとつひとつは、その書かれた時代背景、尹東柱の人生、そして最期を思うと、とても心が重たくなりますが、「空と風と星と詩」という美しい本のタイトル...


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