ミニファッションショー後に各衣装を解説する李敍奫さん
ミニファッションショー後に各衣装を解説する李敍奫さん
ミニファッションショー後に各衣装を解説する李敍奫さん
ミニファッションショー後に各衣装を解説する李敍奫さん
ミニファッションショー後に各衣装を解説する李敍奫さん
ミニファッションショーに登場した生声を披露した歌手と5名のモデル
講演会シリーズ2013 「韓国の魅力」 第4回 李敍奫さん
韓国文化院が今年1月から11月にかけて毎月1回お届けする講演会シリーズ「韓国の魅力」の第4回目が4月24日(水)ハンマダンホールで開かれました。第4回目の講師は、4月23日から28日まで韓国文化院ギャラリーMIで
韓服展で華麗なデザインの腕前を披露した李敍奫さんです。
李敍奫さんは韓国で最も注目を集めている若手韓服デザイナーのひとりで、
韓服業界でも珍しい若手男性デザイナーとして活躍され、独特な色つかいや感性で人気ドラマ 『黄真伊(ファンジニ)』、『王と私』、『一枝梅(イルジメ)』、『成均館スキャンダル』、『屋根裏の皇太子』などを通じて作品を披露されていらっしゃいます。
日本でも有名な韓国ドラマの韓服などのデザインに携わった当事者が直接語る貴重な機会となったことから、講演会としては実に過去最多の500名近いご応募をいただき、当日も会場は2階席を含め満席となりました。
中には長野、三重、岐阜、大阪などからお越しになられた方もいらっしゃったほどです。
「韓国ドラマで使用される韓服の魅力」というタイトルの講演で李敍奫さんはまず韓服に関する歴史などの基本知識を紹介した上で、ご自分の韓服のデザインの特徴について語りました。
李敍奫さんがデザインする韓服は基本的には朝鮮時代中期から末期にかけてのものをモチーフにしていますが、単にそれだけではありません。
「韓服はファッションである」と強調する李敍奫さんのデザインの最も大きな特徴は、既存の枠を飛び越え、韓服の持つ伝統を現代風に解釈しながら、時には世界各国の材料を使って、自由に、巧みに融合させて世界に向けて発信させていることです。
韓服を制作するのに、西洋の生地や日本の生地などを使うと、それだけで、各国の人々の関心が高まりますし、その国の人々にとっても充分に着ていただける1つのファッションとして十分に通用しますし、ご自分のデザインを通して、世界の人々に韓服の感動と、着てみたいと思わせるように今後も努力していきたいと語りました。
続けて、ご自分が韓国ドラマで携わった衣装や装身具をスクリーンを通じて60点以上を紹介し、更には会場の皆さんへのささやかなプレゼントとしてミニファッションショーまで披露、生の歌声に合わせて華麗な宮廷衣装などを着た5名のモデルが登場して会場を大いに沸かせました。
最後の質疑応答の時間では、これまでなかったぐらいに手が上がりました。
会場は実に98%は女性といっていいぐらい、男性は片手で数えられるぐらい。
もちろん、質問してくださった方は女性ばかりでしたが、質問に応えた後、李敍奫さんは握手どころか、ハグのプレゼントまでするなど、まるで韓流スターのファンミーティングのような和気藹々とした質疑応答となりました。
講演会終了後は、ファッションショーに登場したモデルさんとの写真を撮る時間まであるなど、李敍奫さんのサービズ旺盛な粋な計らいが随所で見られた講演会となりました。
本講演会シリーズ第5回目は5月22日(水)に、同時期に開催されるポジャギ展の主人公でいらっしゃり、NHK「おしゃれ手帳」などでもお馴染みの李京玉(イ・ギョンオク)さんをお迎えして行う予定です。
どうぞご期待ください!