夏にしては大変涼しかった週末の2012年7月21日(土)、韓国文化院ハンマダンホールで「2012年度第3回関東地域韓国語教員研修」が開かれました。
本研修は2年前から、東京韓国教育院が主催してきた事業でしたが、今年は韓国文化院と東京韓国教育院の両院が開院後、初めて共同開催する記念すべき事業として実施する研修の場となりました。
1日のみの研修でしたが、4名の講師をお迎えした研修は、今後の韓国語教育への提言から実質的な教授法に至るまで、濃度の濃い研修となりました。
特に、最初の授業を務められた東海大学准教授の金慶珠先生と言えば、バラエティ番組や討論番組で韓国代表として出演し、巧みな日本語で本音をずばずば遠慮なく語るというイメージが強いのですが、本来は語学畑の方で、この日は久しぶりに本来の専攻分野の話をできるとおっしゃいながら独自の調査結果も交えながら、現在の韓国語教育は学習者のニーズにマッチしていると言えるのかと指摘し、文化を入口にして韓国語を学びたくなっている今の学習者たちには、文化を巧みに交えながら指導する「脱言語教育」の勧めを提言されました。
今回の研修は、韓国文化院と東京韓国教育院が共に開催した初の事業となりましたが、これを機会に、両院は共に協力し合いながら、ますます魅力溢れる韓国語教育事業を共同で進めていく方向性を模索しようとしています。今後の共同事業にも是非ご期待ください!
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