タッチョンイ人形の制作過程~日本特別展のためにきんさんぎんさんの人形を制作
作品を説明する朴成喜先生(左)と作品を鑑賞する姜基洪文化院長(中央)と権哲賢駐日韓国大使(右)
韓国文化院では、四谷庁舎オープン1周年を記念して韓国伝統人形展「朴成喜タッチョンイ浮生展」を9月8日から14日まで開催しました。
本展示会は毎日新聞、東京新聞、民団新聞、統一日報などにも紹介され、多くの話題と注目を惹きました。
展示会には、タッチョンイ人形の作品だけではなく、それぞれの作品に、作家の朴成喜先生が作品を想って書いた詩とその作品の拡大写真が背景にあり、各作品の理解に大きく役立ちました。
これまでのタッチョンイ人形は主に可愛い顔、明るい表情などを表現してきたのに比べ朴成喜先生の作品は、疎外階層であった老人をモデルに、しわの1つ1つまでをも細かく描写するなど、リアルな表現法が特に好評を博しました。
多くの観覧客はこれらの人形が紙で作られていること、紙を1枚1枚重ねる方法で完成させた点に驚きを隠せなかったようで、中には1つの作品をじっくり鑑賞しながら涙をこぼす方もいらっしゃいました。
今回は日本での特別展ということもあり、100歳以上の長寿双子姉妹として一時日本で大ブレイクしたきんさんぎんさんのタッチョンイ人形も特別に制作し、多くの日本の方に親近感を与えたようでした。
50代のある男性は「久しぶりに亡くなったおばあさんを思い出しました。ありがとう。」と芳名録に記しました。
今後も韓国文化院では様々なテーマの展示及び韓日交流展を開催する予定です。
皆様の多くのご関心とご声援をお願い申し上げます。
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