韓国文化院が毎年8月に開催している「韓国語教師研修」が今年は愛知県名古屋市内にある名古屋国際センターで行われました。
2004年から5年間、本研修は東京と大阪を中心に開催してきましたが、なかなか東京や大阪などに来られない潜在的な受講希望者のために昨年から本格的に地方都市を巡回することになり、昨年の福岡に続いて今年は名古屋での開催となりました。
中部地方以外にも、札幌、青森、東京、神奈川、長崎、鹿児島、そして韓国に留学中の方々まで、実に様々な方がいらっしゃり、受講生同士のいい交流の場ともなりました。
初日の受講生懇親会には、姜基洪文化院長と駐名古屋韓国総領事館の李泰雨総領事も出席し、韓国語指導する受講生の皆さんを大きく激励しました。
講師陣はこれまで同様に日本を代表する韓国語教育に携わる先生方に全国からお越しいただいたのに加え、韓国国立国学院から2名、韓国で外国人を指導している韓国語講師を迎えて模範講義をしていただくなど短い期間でありながらも、実践的な充実した内容となりました。
特筆すべきは、今回の研修には企画立案の段階から市民講座韓国語講師ネットワーク「ハンガンネット」に加わっていただきより実践的な教授法を受講者のみんなで共有するために、授業実習(模擬授業)に直接携わり、お互いの授業を見せ合いながら、これまで気付けなかった短所や長所を互いにコメントし合い、多くの受講生の方々から得るものが多い研修だったと高いご好評をいただくことができました。
中には模擬授業の準備のために毎晩20:30まで残っている熱心な受講生も多く見られました。
ちなみに、名古屋では来年1月いよいよ「話してみよう韓国語」愛知大会の第1回大会も予定しています。
名古屋研修に参加された受講生の先生方の教え子さんたちが多く集まる大会となることを願ってやみません。
本研修は今後2~3年は継続して地方巡回路線を継承して開催する予定で、来年は新潟辺りを会場に検討しています。受講された方々からのご要望をより反映させ、より充実した内容でお届けできるよう準備していく予定です。
甲信越から北陸にかけて韓国語を指導されているみなさん、是非ご参加ください。
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