熱弁をふるう谷口先生と全国から集まった韓国語の講師の方々
今まで日本では、韓国語教育に関する大学の学会や研究会、高校で韓国語を教える先生方のネットワークはありましたが、市民講座で教えている先生方のネットワークはありませんでした。
その一方、日本における韓国語講座の受講生たちは年々レベルアップし、その学習目的も多様化しています。
より質の高い韓国語教育が求められるようになってきた昨今、韓国語を指導する講師同士が気軽に情報交換できるネットワークを立ち上げ、全国の講師が問題や悩みを共有し、励まし合う場が欲しい、というニーズが高まってきました。
そこで、市民講座や語学学校で韓国語を教える講師たちが中心となって、韓国語教育の普及・発展をめざす「ハンガンネット」(韓国語市民講座等講師ネットワーク、韓国語の[한]と講座・講師の[강]をつないだ語)が誕生しました。
その発足を記念して、同ネット設立を始終支援してきた韓国文化院のハンマダンホールにて6月14日に発足記念フォーラムを開催しました。
この日は、福島、名古屋、大阪、福岡、長崎などをはじめ全国から百数十名の韓国語を教える先生方がお越しになりました。
第1部では、外国語教育においては最先端ををリードする英語の授業をモデルにしようと「英語の達人出張セミナー」を谷口幸夫先生(英語教育・達人セミナー主宰、都立戸山高等学校教諭)のセミナーを通して、受講生の立場になって改めて、自分たちの授業を振り返ってみました。
第2部では、「ハンガンネット」の発起人が舞台に上がり、ハンガンネットが目指すネットワークづくりを説明しながら、ご来場の先生方と共に授業における様々な悩みなどを共有しました。
本フォーラムには、姜基洪韓国文化院長も出席し、ご挨拶を通して、「ハンガンネットを通して日本の韓国語教育が全国的に活性化することを期待している」と述べながら、韓国語を教える先生方を激励しました。
今後ハンガンネットでは、10月に大阪韓国文化院で同様のフォーラムを行うなど、活発に活動を展開していく予定です。
ご興味のある方は、是非ハンガンネットのホームページをご覧ください。
ハンガンネットホームページ:http://www.hangangnet.com
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