Part 1では、翻訳家の阿部賢一さん(チェコ語)、金原瑞人さん(英語)、小磯洋光さん(英語)、河野万里子さん(英語・仏語)、斎藤真理子さん(韓国語)が登壇され、「名作はいつも新しい」と題してトークセッションが行われました。
韓国と日本はもちろん、世界的に有名なサン=テグジュペリ『星の王子さま』やボフミル・フラバル『わたしは英国王に給仕した』など登壇者が翻訳を手掛けた名作の紹介と共に翻訳をしながら感じたことについて語る場となりました。
また、話題の小説『82年生まれキム・ジヨン』を翻訳した斎藤真理子さんは日本でも話題を呼んでいる小説の紹介と韓国ではとても人気が高いジャンル「詩」が持っている市場や需要など韓国文学における詩の役割について紹介しました。
Part 2では、テーマを韓国語の翻訳に絞り、「第2回日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」の審査員によるトークセッションを行いました。トークセッションではその応募作を踏まえたうえで、審査員で翻訳家のきむふなさん、古川綾子さん、吉川凪さんから「タイトルはどのようにつければいいか」、「直訳では意味が通じない文をどう訳すか」、「補足の必要な文章と不要な文章」など、翻訳をよりよいものにするためのアドバイスを聞くことができる贅沢な時間となりました。