韓国は西暦の1月1日をカレンダー上の元日としていますが、重要な名節や祭祀などは今でも昔の暦に従い、陰暦の1月1日をお正月(ソルラル)としています。(今年は2月14日) そして、ソルラルやチュソック(韓国のお盆)など重要な名節やお祝いの時には色々なお餅を作り、みんなが一緒に分けあって食べる風習があります。 韓国文化院では、韓国のお正月を楽しみながら体験できる「韓国のお正月」イベントを韓国のお正月(2月14日)に合わせ開催し、このイベントの一環として、韓国の伝統的なお餅を一緒に楽しむことのできる展示会を開催します。 展示期間中は、季節や行事別に供される様々なお餅の展示をはじめ、お餅に関するトークショー、お餅の試食などのイベントも併せて開催いたします。 食文化をはじめとする韓国の伝統文化に関心のある方、韓国のお餅の作り方を知りたい方、お子様連れのご家族など、多くの皆さんに足を運んでいただき、韓国のお正月の雰囲気を是非味わっていただけたらと思います。 皆様のご来場を心よりお待ちしております。
○ 展示会期:2010年2月15日(月)~17日(水)10:00~17:00 ※オープニングレセプション(予定):2010年2月15日(月) 18:00~ 展示されたお餅のご説明及びカヤグム、タンソの演奏をご用意します。
・韓国の伝統的なお餅から現代のお餅を紹介 ・ 餅作り体験(2/15 11時~12時、2/16~17 11時~12時、15時~16時)*お申し込み不要
・餅の試食(毎日ご用意いたしますが、数に限りがございます旨、ご了承下さい) ・韓国の餅とよくあう「群山マッコリ」の試飲 ○ 場所:韓国文化院ギャラリーMI ○ 主催:駐日韓国大使館 韓国文化院 ○ 主管:趙善玉料理研究院 ○ 後援:全羅北道群山市
【韓国の餅~昔と今~】
韓国では、今日でも名節や祭祀、各種慶弔の時には、餅を食べる風習が残っています。展示会では、昔から食べられてきた伝統的なお餅から、現代の餅ケーキ、バレンタインデーのチョコレート代わりに送るお餅まで、生活の中に根付く韓国の餅文化を詳しくご紹介いたします。 下記は、韓国で特別な日に食べられるお餅です。 詳しい内容は会場にてご覧いただけます。皆様のご来場を心よりお待ちしております。 ► 引っ越し及び開業や告祠を行う際・・・小豆のシルトック (悪い運気や鬼神を追い払い事業の繁昌を祈願) *告祠:家族及び会社の平安と穀物の豊作を願い、家などを守る神に祈る儀式 ► トルチャンチ(돌잔치:初めての誕生日)、ペギル(백일:生まれて100日目)の膳 ・・・ムジゲトック、ペクソルギ、ススキョンダン(誕生祝い、無病長寿の祈願) ► ハム(函)の餅、イバジ儀礼の食事 ・・・インジョルミとキョンダン(新婚夫婦の円満) *ハム(함:函):花嫁の家に送る婚礼の書状と贈り物などが入った箱 *イバジ(이바지):真心を込めて作る食べ物。 婚礼の後、感謝のお礼として新郎新婦のご家族に送る食べ物 ► 祭祀・・・黄色いシルトック ► ソルラル(설날: お正月)・・・カレトック ► 秋夕(추석: チュソク 韓国のお盆)・・・カレトック、ソンピョン ► チョンウォルテボルム(정월대보름:元日から初満月の日)・・・ヤクシク
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