韓国の「パンソリ」に対する理解を高めて頂くことを目的に河合隼雄文化庁長官をはじめとした文化庁の皆さんと日本芸術文化振興会の國分正明理事長をはじめとする国立劇場の皆さん、約30名の方々を韓国文化院にお招きし、パンソリをテーマにした韓国映画『風の丘を越えて~西便制』(林權澤監督、1993年作品)と韓国の国立国楽院所属のパンソリ歌手・趙珠仙(ジョ・ジュソン)さんと鼓手・鄭濬豪(チョン・ジュンホ)さんによるパンソリの実演を鑑賞して頂きました。(2005年4月13日、韓国文化院セミナールームにて)
昨年(2003年)11月、韓国のパンソリと日本の文楽がユネスコ世界無形遺産に登録されたことを記念し、両国の伝統芸術分野の交流拡大を目指し、韓国文化院では日本の文化庁と共同でパンソリと文楽の共同公演を計画しています。今回の訪問はこうした流れを受け実現したものです。
今回このように文化庁の皆さんが多く韓国文化院へいらして頂き、韓国の文化に触れて頂くことは初めてのことで、両国の文化交流の明るい未来を象徴する出来事でした。
・写真
上段左はパンソリ実演風景。右は熱心に鑑賞される河合長官と寺脇文化部長(右は柳珍桓韓国文化院長)。
下段は鑑賞後の記念撮影。(左から鼓手の鄭濬豪さん、柳珍桓 韓国文化院長、河合隼雄 文化庁長官、パンソリ歌手・趙珠仙さん)