“千葉で会おう　韓国の友だち”を掲げた音楽会が「河を越え　友だちに」だ。4月2日、習志野市で開催する。
　千葉で会いたがっているのは県立津田沼高校オーケストラ部。韓国の友だちは京畿道城南市にある桂園芸術高校の生徒たちです。
　日韓高校生コンサートは声楽の道を志す高校生が、自国の歌曲、イタリア歌曲を演奏することで2013年から始まりました。そして2017年からは主催が≪響けよ歌声実行委員会≫になり、オーケストラが加わり、合唱が入り、変化ある6回目のコンサートを今回迎えます。
　昨年2022年は「河を越え　春が来るように」のオーケストラ演奏で、韓国の春を誘う幕を開けた。
プログラムは韓国の春の曲で構成したが、独唱、チェロ2台とホルン、合唱、もちろんオーケストラと様々なスタイルでの演奏を展開しました。
　みなさんは交流とは何だとお考えになりますか？
　昨年の音楽会でヴァイオリンパートを弾いたある生徒はこう言いました。「自分たちと相手の違いを認め、尊重し受け入れること。二つ以上の河が交わって海へ流れ出、同じ方向へ向くこと」と。
　今回は韓国の芸術高校の紹介にスポットを当て、日本にはない芸術高校が韓国には40近くあること。韓国が幅広い芸術を支援し、アーティスト育成に投資しているという一面を日本に知らせたい思いもあります。
　日韓共演コンサートですが、韓国は授業風景などの学校紹介と演奏を映像で、日本はライブで参加します。オープニングは「河を越え　春が来るように」をオーケストラで、それを受け継ぎ韓国の合唱が演奏し、ラスト部分にオーケストラが加わり、豊かな日韓の響きで盛り上がります。こうした共演は初の試みです。
　演奏する韓国の歌は日本の作曲家が編曲をし、新たな息吹が吹き込まれました。日本の高校生が奏でる韓国の歌。是非、お聞きください。

　『河を越え　友だちに』
　　日時：2023年4月2日（日）14:00開演
　　会場：プラッツ習志野市民ホール　047（476）3231
　　　　　　　最寄り駅　京成電鉄成田線大久保駅下車　徒歩１分
　　チケット代：1,000円（全自由席）
　　　　　　申し込み　090-3808-4163 響けよ歌声実行委員会（戸田）
　　主催：響けよ　歌声実行委員会
　　協賛：韓国国際交流財団
　　後援：日韓文化交流基金/日韓親善協会中央会/東京韓国教育院　他

　　【出演】桂園芸術高校
　　　　　　　声楽専攻生　/ 国楽専攻生　
　　　　　　千葉県立津田沼高校オーケストラ部　/ ３年C組一同　他
　　【演奏曲目】
　　　　　　「河を越え　春が来るように」
　　　　　　日本歌曲　「からたちの花」　「この道」
　　　　　　ヴァイオリンソロによる「アリラン」
　　　　　　歌とオーケストラによる「木蓮の花」
　　　　　　テグムと歌、そしてオーケストラによる「鳥打令」
　　　　　　韓国歌曲　「ぶらんこ」「春の乙女」「舞曲」「鶴」「花雲の中に」
　　　　　　「あの雲の流れ行くところ～浜辺の歌」