2010年代、衝撃的なデビューを果たしたソ・イジェの小説「仮のスケッチ線」を世界初の舞台化をします。
左右社から発売されている短編集「0%に向かって」に収録されている今作は、登場人物の代名詞がXで表現される等、ポストモダンな問題作として知られています。
この小説を、海外でも活躍するアヴァンギャルドな演出家・赤井康弘が、舞台化します。
俳優は、元唐組の大美穂。ポーランド、韓国でも出演経験のある実力派俳優です。
今作品は、サブテレニアンが主催する一人芝居フェスティバル「MAN STANDING vol.4」に参加する形となっており、富山在住の俳優・古池大地の一人芝居との2本だての上演となります。
俳優が己一人の身体で勝負する。ジャンル無用。全てをそぎ落とし、最後に舞台に立つのは、お前一人だ。
あなたは目撃者になる。
俳優が、身体ひとつで舞台に立つ。観客に彼/彼女の全てが晒される。
時間が過ぎれば俳優はその場を去る。
あなたは、どのようにして帰路につくのか?
2025.05.24sat 19:00
2025.05.25sun 13:00
2025.05.25sun 17:00
*2本立てで上演します。
出演/大美穂 古池大地
料金/一般3000円 学生・障がい者2000円
劇場/サブテレニアン(東京都板橋区氷川町46-4 BF)
チケット予約/こりっち
https://stage.corich.jp/stage/369370
問い合わせ/info@subterranean.jp
080-4205-1050(赤井)
大美穂
「仮のスケッチ線」
ーXは愛せなかった。Xは愛せなくて、文字どおり、愛することができなかった。愛せない、XはXにそう言い、XはXに言わなかった。ー 現代ソウルのアザーサイドを象徴する若き作家ソ・イジェの問題作を、世界で初めて舞台化。意識の流れをたどる新しいポスト/モダン文学が、俳優の硬質な身体とともにアクチュアルに現前する。 0%를 향하여 Copyright ⓒ 2021 by Seo Ije Originally published in 2021 by Moonji Publishing Co., Ltd. All rights reserved. 翻訳/原田いず 左右社刊
劇団唐組を経て現在フリーで活動。
赤井康弘演出作品では『青い鳥』『フェルディドゥルケ』『シュルレアリスム/宣言』『新カザ・モノローグ2024』に出演。
今回一人芝居に初挑戦。
また、日本南京玉すだれ協会A級指導者・八房海原美(やつふさ・うなみ)として、町屋カルチャースクールで講師を担当。南京玉すだれの普及活動に取り組んでいる。
演出︎/赤井康弘 サイマル演劇団主宰。主に不条理劇、前衛劇を国内外で上演。俳優の身体性を強調した演出スタイル。物語から距離を置こうとする身体と引き寄せられる精神の葛藤を描き出し、硬質で詩的な表現が特徴。
古池大地
「竹の春、青年の夢」
郊外の住宅街。昔は蕎麦の産地だった。
収穫期には、今でも語られる伝承がある。
その街に住む一人の青年。青年はその伝承に誘われ、不思議な世界に迷い込む。
介護士の生活、富山での演劇人生。作者自身の経験や、日本の地域社会を題材に作られたオリジナルの演劇。富山県西部の伝承、伝統芸能、更に即興の手法を用い、リアリティをより追求しています。
表現実験BASHOW主宰
2019年 オーバードホール主催 タニノクロウ×オール富山 ダークマスター 準主役
2023年 愛知県岡崎市にて即興ワークショップ「いざないのレッスン」ファシリテーター
2023年 自身の劇団で初となる「さいていな杖」を富山県にて上演。作、演出、出演
2024年 東京都板橋区 サブテレニアン主催の一人芝居フェスMAN STANDING vol.3に役者として参加。「竹の春、青年の夢」を上演。作、演出、出演
2024年 石川県金沢市にて モンゴル料理店での「飯と劇」に参加。「宇宙漂流記」を上演。作、演出、出演
2024年 自身の劇団による、ワークショップ「表現実験稽古会」を実施。