KAAT×ケダゴロ×韓国国立現代舞踊団
『黙れ、子宮』
振付・演出・構成:下島礼紗
気鋭のダンスカンパニー・ケダゴロを率いる下島礼紗による、子宮とキンタマを巡る壮大なダンス作品!
韓国国立現代舞踊団(KNCDC)とKAAT神奈川芸術劇場の国際共同制作により、気鋭のダンスカンパニー・ケダゴロを率いる下島礼紗の新作を上演します。
オウム真理教や連合赤軍のリンチ殺人など集団における狂気や同調圧力をテーマにした『sky』(2018年)や、殺人事件で指名手配を受けた整形逃亡犯・福田和子を取り扱った『ビコーズカズコーズ』(2021年)、世界中に衝撃を与えた船舶事故を題材とし、KAATで初演した『세월(セウォル)』(2022年)など、下島は常に、ダンス作品としては異色なジャーナリスティックな視点を持ち、実際の事件や社会問題を取り上げながら、創作を通して観客に強烈な印象と鮮烈な問いを投げかけてきました。
『黙れ、子宮』(英題:『Shut Up Womb』)は、下島が韓国国立現代舞踊団(KNCDC)に委嘱を受け彼女自身の身体性にフォーカスを当て、2021年11月に発表した作品です。KNCDC's Asian Choreographer Project の一環として、「My family are off-limits(家族は立ち入り禁止)」という公演テーマのもと創られたこの作品は、下島が自身の身体を、韓国の文化の中で読み直して得た「気付き」から始まっています。自分自身が何者であるのかという問題に正面から向き合い、日韓共同制作によるダンスという身体表現を通して、家族という規範の解体や分断、あるいは血のつながりや家族という枠組みから抜け出さざるを得ない個の在り方について、私たちに問いかけてくるのです。
日韓のダンサーとともに、2024年度版としてさらに進化させながら再創作し、新作としてお届けします。
■日程
12/13(金) 19:00 ※アフタートークあり
12/14(土) 13:00 / 18:00
12/15(日) 13:00
■会場
KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>
(みなとみらい線「日本大通り」駅より徒歩5分)
■出演
Yun Hyejin Lee Daeho Im Sojeong
下島礼紗
木頃あかね 小泉沙織 中澤亜紀(ケダゴロ)
大貫桃加 小野寺夏音 岸本茉夕 小島優花 鈴木菜々 麗羅
■チケット料金(全席指定・税込)
一般 5,000円
神奈川県民割引(在住・在勤の方) 4,500円
U24チケット(24歳以下) 2,500円
高校生以下 1,000円
シルバー割引(満65歳以上) 4,500円
■チケット取り扱い・お問い合わせ
チケットかながわ https://www.kaat.jp
Tel.0570-015-415(10:00~18:00)
窓口販売:KAAT神奈川芸術劇場2階(10:00~18:00)
ほか、各種プレイガイド
※車椅子でご来場の方は購入前にチケットかながわにお問合せください。
※未就学児はご入場いただけません。
主催:KAAT神奈川芸術劇場
企画制作:KAAT神奈川芸術劇場、韓国国立現代舞踊団
共催:横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会(YPAM2024連携プログラム)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際共同制作公演))|独立行政法人日本芸術文化振興会
後援:駐日韓国大使館 韓国文化院、公益財団法人 日韓文化交流基金