韓国の伝統舞踊と音楽の饗宴 2023-06-21
韓国の伝統舞踊と音楽の饗宴 

駐日韓国文化院は韓国伝統芸術家育成のメッカである韓国芸術総合学校伝統芸術院などで指導を行う舞踊家と演奏家たちを招き、韓国伝統舞踊と音楽の真髄を一夜限りの舞台で披露いたします。
カヤグム(伽耶琴)、チャング(杖鼓)、ピリ、弓で弦を擦って音を出すアジェン(牙箏)など韓国の伝統楽器と、二十五弦の改良カヤグム(伽耶琴)やチルヒョングム(鐵玄琴)の演奏、そして駐日韓国文化院庁舎のデザインのモチーフとなっているスンム(僧舞)などの韓国伝統舞踊の舞台をお届けします。
皆様からのたくさんのご応募をお待ちしております。
日時:2023年7月24日(月)19:00 開演(18:30開場)
会場:駐日韓国文化院 2F ハンマダンホール
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-4-10 TEL:03-3357-5970
アクセス:東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」1番出口より新宿御苑方向に徒歩5分
主催:駐日韓国大使館 韓国文化院、ソウル国際文化交流会
協力:韓国観光公社、韓国コンテンツ振興院、韓国芸術総合学校 舞踊院 世界民族舞踊研究所
お問い合わせ先:駐日韓国文化院[電話]03-3357-5970[メール]c-class@koreanculture.jp
 
プログラム ※プログラムは諸事情により変更になる場合があります
韓国伝統舞踊
✦演奏:閔榮治(チャング、クェンガリ)、李智恵(カヤグム)、申鉉植(アジェン)、尹享旭(ピリ)
-飛上 : 裵眞鎬
-チンセ踊り : 尹美羅
-閑良舞(ハンリャンム): 安徳起
-立舞(イプチュム): 梁性玉
-僧舞(スンム): 白景祐

飛上
1974年に崔賢(チェ·ヒョン)が空を飛びたい「鳥」をモチーフに振り付けした作品です。韓国の慶尚道(キョンサンド)の「トッペギ舞」が根幹となっています。トッペギ舞は、慶尚道地方の仮面劇で良く使用される代表的な舞いです。
閑良の風流、職人気質が伺える『飛上』の余白の美は、高い青空を飛ぶ鶴の孤高さと自由奔放さが特徴的な独舞です。
※閑良(ハンリャン):知識と教養のある成人男性

チンセ踊り
チンセ踊りは韓国の京畿道地方の文化芸術を総括した「才人庁(1784~1920)」の伝統舞踊です。
サムルノリで使われるクェンガリ(チンセ)を打ちながら踊るのがチンセ踊りの特徴です。

閑良舞(ハンリャンム)
「閑良」とは、朝鮮時代の貴族階級の両班(ヤンバン)の中で、試験に落ちるなどして官職に就けずに遊んで暮らす人を指す言葉です。恨(ハン)が交差する代表的な男性舞踊で、閑良が持つ自由で粋な様を表しています。

立舞(イプチュム)
韓国伝統舞踊の根幹を成す上半身の動き、下半身の動き、ステップが特徴で、韓国女性の明るくて華やかな世界が集約されています。活発な動きと抑制された動きは、軽快でありながらも様々な気持ちを表現します。

僧舞(スンム)
「僧舞」は、韓国伝統舞踊の真髄といわれており、仏教精神を基に韓国民俗舞踊の美の要素が加味された格調高い舞いです。強い仏教の色を持ちながらも、民衆たちも楽しんだ舞いで、人生の苦悩や哀歓を表しています。舞台後半の「法鼓」は僧侶の煩悩を表現したもので、悪を追い払い精神を浄化させていく意味が込められていて、複雑なリズムの変化があります。
 
韓国伝統楽器演奏
-25弦 カヤグムの独奏「海を夢見るハマナス」/ 作曲・演奏:李智恵(カヤグム)
-チルヒョングムの独奏「忘却の鳥」/ 作曲・演奏:柳京和(チョルヒョングム)
-散調重奏 /演奏:金海淑(12弦カヤグム), 柳京和(チョルヒョングム)
-シナウィ合奏「月光遊戲 (moon light)」/ 演奏:閔栄治(チャング)、李智恵(カヤグム)、申鉉植(アジェン)、尹享旭(ピリ)

海を夢見るハマナス
韓国の黄海道(ファンヘド)地域の民謡《夢金浦打令(モングンポタリョン)》をテーマにした、二十五弦カヤグムの独奏曲です。穏やかな夕日が降り注ぐ時間、煌めきながら揺れる海を、砂浜にひっそりと咲いているハマナスが眺める様を表しています。

忘却の鳥
2004 年、柳京和のチョルヒョングム(鐵玄琴)独奏会の時に初演された曲で、タブラ(北インドの太鼓の一種)、コムンゴ(玄琴、韓国の伝統楽器)とのコラボや、協奏曲とワールド・ミュージックなどの様々なバージョンで演奏されました。現在の自分を果てしなく否定し忘却しながら、新しい自分を求める芸術家を表現した曲です。

散調(サンジョ)
「散調」は、19 世紀末に南部地方で始まり、現在に至っています。各楽器の特性を最大限に生かして独奏する音楽です。変奏の仕方や即興性は奏者によって異なりますが、共通した楽曲形式と技法に沿って変奏します。今回の舞台では、カヤグム(伽耶琴)とチョルヒョングム(鐵玄琴)で、カヤグム散調曲を自由かつ即興で変奏します。変奏が進むにつれてテンポが速くなりリズムも複雑になります。

月光遊戯
「月光遊戯」は、韓国の伝統的なリズムを基にしたアジェン、カヤグム、ピリ(笛)、チャングを、まるで月光に合わせて踊るように演奏する即興演奏です。「シナウィ」とは、韓国の即興音楽で、独奏だけでなく管弦楽の合奏に人の声(口音)まで加え、多彩な響きの調和を創り出します。
出演
許栄一(Young-Il HUR) / 進行、通訳
現 韓国芸術総合学校 舞踊院 名誉教授、ソウル国際舞踊コンクール執行委員長
前 韓国芸術総合学校 舞踊院 世界民族舞踊研究所 所長、同 生涯教育団 団長
2012年 第44回 大韓民国 文化芸術賞(大統領賞)
2009年 韓国文化体育観光部長官賞

梁性玉(Sung-Ok YANG)/ 舞踊
現 韓国芸術総合学校 伝統芸術院 名誉教授
前 ソウル芸術団 舞踊監督
韓国重要無形国家遺産「太平舞」保有者
2020年韓国古典芸能名人舞台「同行」に出演

金海淑(Hae-Sook KIM)/カヤグム(伽耶琴)
現 韓国芸術総合学校 伝統芸術院 名誉教授
前 韓国国立国楽院 院長
ドイツ ルドルシュタット (Rudolstadt) 世界ワールドミュージックフェスティバル ヘッドライナー
2015年「アリランファンタジー」カーネギーホールにて公演

尹美羅(Mi-Ra YOON)/ 舞踊
現 慶熙大学校 舞踊学部 教授
チンセ踊り保存会会長
ダルグボル立舞保存会 会長
韓国気舞治癒協会 会長 

白景祐(Kyoung-Woo BAEK)/ 舞踊
現 白景祐舞踊団代表
故 李梅芳(イ・メバン)先生助教
韓国重要無形国家遺産「僧舞」履修
2015年 第15回名唱朴録珠(パク・ロクジュ)全国国楽大典 大統領賞受賞

安徳起(Duck-Ki AHN)/ 舞踊
現 韓国芸術総合学校 舞踊院 教授
前 韓国国立国楽院 舞踊団 首席
韓国重要無形国家遺産「処容舞」履修
2015年KBS国楽大賞 舞踊賞受賞

柳京和(Kyung-Hwa RYU)/ チョルヒョングム(鐵玄琴)
現 韓国芸術総合学校 伝統芸術院 教授
前 2020年韓国国立劇場ヨウラクフェスティバル芸術監督
2020年オーストリアArs Electronica公演
2018年駐英韓国文化院 K-Musicフェスティバル公演
      
閔栄治(Young-Chi MIN)/ チャング(杖鼓)
現 テグム(大笒)研究会理事、梨花女子大学 兼任教授、秋季芸術大学 兼任敎授
前 2021年韓日中音楽会 芸術監督
大阪を輝かせた30人 CD「HANA」: UNIVERSAL JAPAN 
2014年ARKO作曲賞

李智恵(Ji-Hye LEE)/ カヤグム(伽耶琴)
現 漢陽大学校国楽科 兼任敎授
    韓国国立国楽院 創作楽団 団員
前 韓国芸術総合学校 伝統芸術院 兼任敎授
1999年東亜コンクール一般部 金賞受賞

申鉉植(Hyun-Sik SHIN)/ アジェン(牙箏)
現 韓国芸術総合学校 伝統芸術院 兼任敎授
   アンサンブルシナウィ代表
2020年大韓民国芸術大典 最優秀賞
2012年「月刊客席」次世代を導いていく若手アーティスト

尹享旭(Hyoung-Wook YOON)/ ピリ(笛)
現 韓国国立国楽院 正楽団 団員
前 韓国芸術総合大学 伝統芸術院 兼任敎授
韓国重要無形国家遺産「ピリ(笛)正楽」及び「大吹打」履修
2014年第40回蘭渓国楽コンテスト一般部 大統領賞

裵眞鎬(BAE JINHO) / 舞踊
現 Subverted Anatomical Landscape アートディレクター
    韓国芸術総合学校 舞踊院 非常勤講師
   New York University Steinhardt School summer Program 修了
前 2020年Naver-韓国芸術総合学校 Rising Star
 
使用楽器
カヤグム(伽耶琴)
3 世紀から 6 世紀中頃にかけて、韓国洛東江(ナクトンガン)流域を中心に繁盛した伽耶国で作られた、現在の韓国を代表する伝統楽器です。今回のステージでは十二弦と二十五弦のカヤグムを演奏します。

チョルヒョングム(鉄玄琴)
チョルヒョングム(鐵玄琴)は楽器の名前からも分かるように、鐵弦が乗せられた琴を意味します。韓国の伝統楽器コムンゴ(玄琴)に、ハワイアン・ギターの原理を応用してギターのような鐵弦をのせて、韓国の伝統楽器と西洋楽器の特徴を融合させた楽器です。

チャング(杖鼓)
チャング(杖鼓)は韓国の伝統打楽器で宮廷音楽から庶民音楽の農楽、仮面芝居のタルチュムまで、韓国伝統音楽の数多くの場面で使用されます。

アジェン(牙箏)
アジェン(牙箏)は長方形の弦楽器で、木の棒で弦を擦って音を出すという珍しい楽器です。古くから宮廷では七本弦が使用されましたが、1960年代に民俗音楽用として小型化され、八本弦に改良されました。
 
お申し込み方法
韓国文化院のホームページの応募欄からお申し込みいただけます。
イベントにご応募いただくには会員登録が必要です。
 ➡会員登録(https://www.koreanculture.jp/member_agree.php)

❐ 募集人員:約300名様(お申し込みはお一人様2名まで)
❐ 申込締切:2023年7月10日(月)
-お申し込みが定員を超えた場合は抽選とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
-当選された方へのみ、公演1週間前までに確認書をメールにてお送りします。
-落選された方には別途ご連絡をいたしませんので予めご了承ください。
-当落確認のお問い合わせはご遠ください。
 

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期間 2023-07-24 ~ 2023-07-24
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