この度5月に韓国国際交流財団の出版支援事業の一環として、高麗大学名誉教授の姜聲鶴（カン・ソンハク）さんの著書『戦史に学ぶ軍事戦略～孫子とクラウゼヴィッツを現代に生かすために』が、彩流社から日本語で翻訳出版されました。

2012年に韓国で刊行され、好評のうちに増刷された異例の学術書である同書は、韓国国際政治学界の重鎮である姜聲鶴さんの長年にわたる研究成果を、孫子とクラウゼヴィッツの戦略論を融合する、というテーマに沿ってまとめた軍事戦略論集です。

日清、日露、朝鮮戦争、ベトナム、湾岸、コソヴォといった戦争・紛争の詳細かつ的確な分析に加え、北朝鮮問題、尖閣諸島などの今日的な領土紛争に対しても客観的な視点によって書かれた同書は、学術成果として韓国、日本を問わず、広く世界に評価されるべきものであるばかりでなく、明晰でわかりやすい記述により、少しでも軍事・国際問題に関心ある人の琴線に触れるものであること確信しております。

たくさんのご関心よろしくお願いいたします。

『戦史に学ぶ軍事戦略-孫子とクラウゼヴィッツを現代に生かすために』
【著者】姜聲鶴（カン・ソンハク）　高麗大学名誉教授
【訳者】尹永洙（ユン・ヨンス）　　東北福祉大学准教授
【日本語監修】滝田賢治（たきた けんじ）　中央大学教授
【出版社】彩流社
【発売日】2014年5月
【仕様】A5 判上製350頁
【価格】3,800円(税別)
【お問い合わせ先】彩流社　TEL： 03-3234-5931 　FAX： 03-3234-5932