10万部のベストセラー『海峡を渡るバイオリン』陳昌鉉/著
(フジテレビ45周年記念ドラマ/文化庁芸術祭優秀賞)の
アップルシード・エージェンシーが5年ぶりに送る感動の韓国ノンフィクション!
タイトル 韓(から)の国(くに)の家族
著者 多胡吉郎
体裁 四六版・上製・ジャケット巻、総296頁
定価 1,575円(本体1,500円)
刊行 2008年6月4日
コード ISBN978-4-473-03512-7 C0095
『リリー、モーツアルトを弾いて下さい』の
実力派ノンフィクション作家による国境を越えた奇跡の交流!
「とても濃やかで温かい。やさしさが心に沁みました。」
緒川たまき
【内容】
ドキュメンタリー番組のプロデューサーであった著者と、番組制作で出会った韓国の陶芸家、趙誠主(チョ・ソンジュ)氏とその家族との交流記。四半世紀以上に及ぶその交流のなかで、著者は身をもって「人は愛」ということを教わります。韓国の社会問題や、朝鮮陶芸史の空白と日韓関係など、スパイスのきいた話題も絡まり、映像感覚あふれる描写と多彩な内容で読者を引きつけます。日本人がとうに忘れ、韓国でも薄れつつある「家族の絆」を浮き彫りにした、新感覚のノンフィクション。発売前から韓国の出版社で話題沸騰となり、急遽日韓同時出版が決定しました。(韓国出版社:BOOK21)
【日韓同時出版!!!】
韓国人陶芸家の趙誠主氏と筆者の関係は、「兄」と「弟」のような間柄です。血縁や地縁を超えて築きあげた「心の兄弟」関係なのです。近代以降に描かれてきた日本人と韓国人の交流の物語は、経済大国、技術大国として、日本が「兄」であり、韓国が「弟」として登場するのが常でした。しかし、本書では韓国人の趙誠主氏が「兄」であり、日本人の筆者は「弟」です。これまでの日韓関係のドグマを超えたところで紡がれた人間の愛の記録として、この意義は計り知れぬほどに大きいでしょう。殊更めくところのない家族や兄弟の日常の時間のなかに、常識を覆す新しさがやさしく紡がれていきます。