■開催趣旨:
日本の伝統芸能が蓄積してきた様々な力・表現力を現代の芸能・音楽・演劇の世界に融合させることで、より広がりのある、底力のある活動を続けてきた。その活動の成果の上にさらに韓国の伝統的な音楽家と共同制作など新たな世界を切り開いていく。芸能の力でより多くの人に感動を与え、より高度な芸術性・創造性を生み出し、舞台芸術の水準を向上させる活動を続けていく。共同制作を通して、国際的なネットワークを構築し、芸術活動による相互文化理解を目標とする。
今回の「望恨歌」は、1990年初めに多田富雄先生によって書かれた新作能である。歴史に振り回され、戦争の時代に別離を余儀なくされた人間の魂の再会を描いた作品。韓国の田舎の片隅でひっそりと暮らしていた一人の老婆が情ある日本から客人によって、時を経て再び愛しい夫と再開するという、まさにこれからの日韓の願うべき姿を彷彿させる題材となっている。難しい題材を敢えて、新作能に選んだ多田富雄先生は、「かつて誰も題材にしたことのない、時代的必然性を持った主題を、全く類曲のないような形で創造することが私の根本姿勢である」と表されてきた。このような崇高な使命とも言える作品を広く伝えようとすることが、この企画の目的である。
■主催:
一般社団法人 アトリエ花習 代表理事 笠井 賢一
■後援(予定):
(株)Hansot 、駐日韓国大使館 韓国文化院
■開催期間
日時2024.12.11(水)・12(木)19:00開演 (30分前開場)
■入場料
7,000円(税込) 全席自由席
■問い合わせ先:
申込・問い合わせフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdSny1aSJOfERGXueNqZI8R8BmsKILDAz-haKbW0101cmjqKg/viewform
一般社団法人アトリエ花習
住所 195-0055 東京都町田市三輪緑山3-19-13
電話070-6475-2525