★出版社CUON「新しい韓国の文学」解説、第2弾! キム・エラン『どきどき僕の人生』★
CUON「新しい韓国の文学」は、2000年以降出版された韓国小説の中で、最も面白く優れたものだけを厳選し、翻訳出版してきたシリーズです。イベントプラスの「文学」コーナーでは、「新しい韓国の文学」の本を順番に解説していきます。
<読者をときめかせる小説>
デビューから文壇の注目を集めた作家キム・エランは、十年ぶりに初めての長編『どきどき僕の人生』を発表しました。
「哀愁を帯びた明朗」という評価通り、主人公のアルムは早老症で、外見は普通の子供とは違いますが、親の愛に包まれて普通の子供として生きていきます。その人生の中で愛と成長、ときめきと痛みという青春を経験します。誰よりも大切な息子のために自分たちの青春を諦めた両親と、会ったこともない女の子との想像を通して「青春」を描いていきます。
病気にかかった子供とその親という設定は多くの小説や映画で見られ、陳腐になりやすいテーマですが、『どきどき僕の人生』はアルムの視点から人間存在そのものと、人生の中のある時期をどういう風に過ごすか問いながら、読者の心をときめかせる作品ではないかと思います。
今回、皆さんと一緒に『どきどき僕の人生』を読みながら「青春」「人間の存在」「人生」について考えてみたいと思います。
<内容>
・青春ー「17歳」と「夏」という設定
・「アルム」というナレーター
・肉体と精神の乖離ー早老と若い親
・映画版との比較
・似たテーマの小説原作の映画紹介
※予定につき、若干の変更の可能性あり。
<イベント概要>
■日時:2022年06月11日(土)20:00-21:00
■ZOOMのオンライン
■参加チケット:1500円
※イベント終了後全員に、録画データのURLをお送りします(1週間限定)。
※講義は全て日本語で行われます。
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詳細&お申込みは↓
https://www.shin-gogaku.com/ikebukuro/event/detail.php?aid=189