2022年のオンライン・チェッコリ大学★「K-POPと韓国ドラマの韓国語の世界」
講師=野間秀樹(言語学者)
2月22日(火)音楽と言語
3月25日(金)ドラマと言語
4月21日(木)TAVnet(タブネット)と言語
http://www.chekccori.tokyo/mc-events/general/30581?mc_id=851
言語学的な視点のみならず,音楽や映像についての極私的な視点からも接近します ♫
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第1回:2022年2月22日(火)/音楽と言語
「방탄(バンタン)は初めてだろ?」なんて泣かせる台詞も、MVにはありましたが、そのBTSに象徴される、世界を股にかけるK-POP。それはなぜこんなに凄いのか? そう、かっこいいからですね。ではそのかっこよさとは。言語を考える者であり、現代美術の世界にも踏み入って、またジプシー・ジャズ・フリークでもある立場から、恐れながら、言語と音と光の世界へ熱き思いを。
第2回:2022年3月25日(金)/ドラマと言語
日本語圏においてはもう幾度も「第○次韓流ブーム」ということばが聞こえてきます。言うまでもなくその核となっているのが、韓国ドラマ、そして韓国映画ですね。では「愛してるよ」というドラマのことばは、日常のことばとどう違うのでしょう。 え、話している人からして素敵すぎて、全然違う? もちろんです。そしてそれから?
第3回:2022年4月21日(木)/TAVnet(タブネット)と言語
第1回と第2回の内容をさらに展開して、まとめに入ります。TAVnetとは、光の世界に文字に書かれたことばText、音で実現することばAudio、そしてそれらがことばではないVisual映像と渾然一体となりながら、net上を駆け巡るさまを言います。そうしたTAVnetの時代の言語とは。韓国語とは。日本語とは。そして私たちが愉しみ、培うべき〈構え〉とは。
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講師:
言語学者、美術家。東京外国語大学大学院教授、ソウル大学校韓国文化研究所特別研究員、国際教養大学客員教授、明治学院大学客員教授などを歴任。著書に『言語存在論』(東京大学出版会)、『言語 この希望に満ちたもの:TAVnet時代を生きる』(北海道大学出版会)、『新版 ハングルの誕生:人間にとって文字とは何か』(平凡社)、『史上最強の韓国語練習帖 超入門編』(ナツメ社)、『韓国語をいかに学ぶか』(平凡社)、『日本語とハングル』(文藝春秋)など。韓国語による著書も。編著書に『韓国語教育論講座 1-4巻』(くろしお出版),『韓国・朝鮮の知を読む』(クオン),共編に『韓国・朝鮮の美を読む』(クオン)など。
また大韓民国文化褒章、アジア・太平洋賞大賞、パピルス賞、ハングル学会周時経学術賞、現代日本美術展佳作賞など。
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