世界中のろう映画が上映される東京国際ろう映画祭(12月4日-12月12日)にて、韓国映画と在日映画が上映されます。
第3回東京国際ろう映画祭
特設サイト:https://tidff.tokyo/
在日韓国人の年金無受給をテーマにした記録映画『オールドロングステイ』と、ろう者の親を持つ聴者の少女を主人公の韓国映画(アジアプレミア)『私はボリ』の2作品です。
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『オールドロングステイ』
監督:飯山由貴
2020年/日本/日本手話・日本語/日本語字幕・英語字幕/170分
日本に生まれ育ち、税金を納めても、帰化をしても、生活の最低保障である年金をもらうことができないー。ある年齢以上の外国籍の障害者に対しては障害年金が支給されないという理不尽な差別に対し、2000年3月、在日コリアンのろう者7名が京都地方裁判所で裁判を起こす。監督は原告と支援者へのインタビューや過去の記録映像を通して「障害」と「民族」の歴史的かつ政治的な問題に向かい合っていく。ヨコハマトリエンナーレ2020にて制作・上映。
●会場上映:12月5日10:30-13:50 飯山由貴(本作監督)舞台挨拶有
●オンライン上映:
1回目配信:12月4日(土)10:30
2回目配信:12月7日(火)21:00
3回目配信:12月9日(木)20:00
※配信日より72時間ご覧いただけます。
前売券:1500円
当日券:1700円
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『私はボリ』
監督:キム・ジニュ
2018年/韓国/韓国手話・韓国語/日本語字幕・英語字幕/110分 /アジアプレミア
「私はろう者になりたかった」。海辺の町で家族と仲良く4人で暮らす11歳の少女ボリ。彼女の家族は皆ろう者で、その中でボリはただ一人の聴者だった。学校の友達と声で話すことに慣れた彼女は、家族に日々の出来事を話したいのに上手く伝えることができず、そんな自分にジレンマを抱くようになる。やがて彼女はなぜ私だけが違うのかと考え始め、孤独感を募らせていくー。 第23回釜山国際映画祭 韓国映画監督組合賞 監督賞、第24回ドイツ・シュリンゲル国際映画祭 観客賞&ケムニッツ賞の2冠など国内外の映画祭から注目を集めた、彼女を取り巻く感情と家族愛を描いた物語。日本初公開。
●オンライン上映:
1回目配信:12月4日(土)10:30
2回目配信:12月7日(火)21:00
3回目配信:12月9日(木)20:00
※配信日より72時間ご覧いただけます。
前売券:1500円
当日券:1700円
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ぜひこの機に2作品を通して、韓国×ろう者の世界をご堪能ください。