【特集:日本人だからこそ間違える韓国語①】
第1 話「〜을/를 좋아해요」
日本語の「〜が好きだ」に当たる「〜을/를 좋아하다」ですが、
多くの方々は、助詞を間違えている傾向があります。
「〜이/가 좋아하다」になってしまい、
例えば、
「이을진 선생님이 좋아해요」のような文章を見かけることが多いですが、
ご存知のように、これは韓国語の文法としては、成り立たず、
「이을진 선생님을 좋아해요」にする必要があります。
「〜が好きだ=〜을/를 좋아하다」として、
覚えておけば、済む問題ですが、何でこうなるかについての説明を少し付け加えますと、
日本語の「好きだ」は、「好きな状態」を意味する形容詞ですが、
韓国語の「좋아하다」は、「好きな動作」を意味する動詞なので、
目的語の場合、「〜을/를:〜を」を使わなければならないからです。
英語を勉強する時に、「LIKE・LOVE」が動詞になっているのと同じく、
「좋아하다」が動詞であることは、実は珍しいことではないです。
また、「좋다」と「좋아하다」を混同する方々もいらっしゃいますが、
「좋다」は、「①良い・②好きだ」の意味を持ちますので、
「이을진 선생님이 좋아요」のように、使うことはでき、
(「좋다」は、形容詞なので、「〜이/가 좋다」になります。)
意味も、「이을진 선생님을 좋아해요」と違いはありませんが、
「良い」の意味と被ってしまう場合がありますので、
誤解の余地を無くすために、「好きだ」は、「〜을/를 좋아하다」を使った方がいいと思います。
今日の韓国語の勉強は、「〜을/를 좋아하다」を使った文章の紹介にしたいと
思います。
<〜을/를 좋아하다>
① 저는 한국 요리를 좋아해요.
② 얼마 전까지 남자 친구를 정말 좋아했어요.
③ 한국 드라마를 좋아하고 있어요.
④ 저는 한국어 공부를 좋아해서 매주 우리아카데미에 가고 있어요.
⑤ 저는 한국 드라마를 좋아하고 한국 영화도 좋아해요.
⑥ 한국 요리를 정말 좋아하는데 같이 신오쿠보에 가요.
⑦ 한국 드라마를 좋아하지만 시간이 없어서 요즘 못 봐요.
<〜が好きだ>
① 私は、韓国料理が好きです。
② 少し前まで、彼氏のことが本当に好きでした。
③ 韓国ドラマが好きです。(現在進行形としても使えます。)
④ 私は、韓国語の勉強が好きで、毎週ウリアカデミーに通っています。
(「好きで:理由」なので、「〜아/어/해서」を使います。)
⑤ 私は、韓国ドラマが好きで、韓国映画も好きです。
(「好きで:並列」なので、「〜고」になります。)
⑥ 韓国料理が本当に好きですが、一緒に新大久保に行きましょう。
⑦ 韓国ドラマが好きですが、時間がないので、最近観られないです。