●『言語存在論』野間秀樹 著.東京大学出版会 刊行!
韓国語や日本語から〈言語〉を根源から問い直す原理論.
言語はいかに在るのか――これまで問いとして立てられてこなかった視座から,言語を思考する.言語学的な立場を貫きつつも,談話論やテクスト論,文字論などと呼ばれる,既存の言語学とその境界を越え,言語をめぐるさまざまな思考,そして〈知〉のあり方に迫る.
発売日:2018年11月22日 A5判 447頁 本体5500円 税込5940円.ISBN 978-4130860543
●著者:野間秀樹
言語学者.著書に,『ハングルの誕生――音(おん)から文字を創る』(平凡社.アジア・太平洋賞大賞),『韓国語をいかに学ぶか――日本語話者のために』(平凡社),『日本語とハングル』(文藝春秋),『한국어 어휘와 문법의 상관구조』(韓国語 語彙と文法の相関構造.ソウル:太学社.大韓民国学術院優秀学術図書),編著に『韓国・朝鮮の知を読む』(クオン.パピルス賞),『韓国語教育論講座』全5巻(くろしお出版)など.大韓民国文化褒章,ハングル学会周時経(チュ・シギョン)学術賞.東京外国語大学大学院教授,ソウル大学校韓国文化研究所特別研究員,国際教養大学客員教授,明治学院大学客員教授を歴任.リュブリアナ国際版画ビエンナーレ,ブラッドフォード国際版画ビエンナーレ,現代日本美術展佳作賞など,美術家としての活動もある.
●目次
はじめに
第1章 言語存在論とは何か――言語場へ
第2章 言語の存在様式と表現様式
第3章 音が意味と〈なる〉とき,
光が意味と〈なる〉とき
第4章 〈話されたことば〉と〈書かれたことば〉
第5章 発話論・文論――言語場から
第6章 主述論・省略論――言語化するということ
第7章 真偽論・時制論・命名論
――言語的対象世界の実践的産出
第8章 動態としての言語・動態としての意味
あとがき.参考文献.註.事項索引.人名索引
●『言語存在論』野間秀樹著.東京大学出版会.発売日:2018年11月22日.A5判 447頁.本体5500円.税込5940円.ISBN 978-4130860543