発売中『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』

韓国時代劇で描かれた朝鮮王朝の歴史解説となる新刊が康熙奉（カン・ヒボン）著『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』（実業之日本社／９００円＋税）です。この本を読めば、韓国時代劇のどこが史実で、どこからがフィクションかがよくわかります。具体的な内容は、以下の通りになっています。

〔内容〕
第１章　韓国時代劇の人気作品で一挙に把握！朝鮮王朝の歴史とエピソード
１．韓国時代劇はなぜこんなに面白いのか
２．『オクニョ』は『チャングム』に続く時代を描いた
３．イケメンの世継ぎが奮闘する『雲が描いた月明り』
４．世子の餓死事件をミステリアスに描く『秘密の扉』
５．朝鮮王朝の建国当時の混乱を描いた『イニョプの道』
６．早世した王子が生きていたという設定の『テバク』
７．イ・ヨンエが１人２役で伝説の女性に迫る『師任堂』
８．何度も再放送される時代劇『トンイ』『イ・サン』
９．王女の視線で２人の国王を対照的に描いた『華政』

第２章　韓流時代劇を見るときに必読！「朝鮮王朝の歴史／簡潔編」
１．朝鮮王朝とはどういう王朝なのか
２．朝鮮王朝前期の歴史
３．朝鮮王朝中期の歴史
４．朝鮮王朝後期の歴史
５．朝鮮王朝の歴史がよくわかる「読める年表」

第３章　朝鮮王朝をより深く知るための重要な歴史知識
１．国王の名前はどのように名づけられたのか
２．歴史に残る４つの有名な王宮とは何か
３．世子と世子嬪は未来の国王夫婦だ
４．王妃と大妃がときには朝鮮王朝の命運を握った
５．女官と側室の世界には厳しい掟があった
６．朝鮮王朝の官僚制度はこうなっていた
７．韓国時代劇によく出てくる捕盗庁とは何か
８．国王にピタリと付き添っているのが内侍府の内官だ
９．朝鮮王朝の身分制度がつくりだした茶母の存在感！
１０．１７世紀の朝鮮王朝は後金に苦しめられた
１１．訓民正音（ハングル）はどんな事情で作られたのか

第４章　これが韓国時代劇の主人公たちの実像！
１．『雲が描いた月明り』／早世した孝明世子の人生
２．『七日の王妃』／５１年間も元王妃だった端敬王后
３．『ファン・ジニ』／王朝随一の才女のファン・ジニ
４．『師任堂』／韓国の最高紙幣の肖像画になった女性
５．『鄭道伝』／朝鮮王朝の基盤を作った儒学者・鄭道伝
６．『華政』／王女にして大地主になった貞明公主
７．『トンイ』／貧しい境遇から王の母に！淑嬪・崔氏

第５章　韓国時代劇の最強ネタは「朝鮮王朝三大悪女」！
１．朝鮮王朝の三大悪女とは？
２．暴君をそそのかして国庫を空にした張緑水
３．女帝の手先になって悪事に手を染めた鄭蘭貞
４．韓国時代劇の最強ヒロインに君臨する張禧嬪
５．朝鮮王朝には「ウラの三大悪女」もいた！
６．朝鮮王朝を暗黒の時代に突き落とした文定王后
７．大弾圧で罪がない多くの人の命を奪った貞純王后
８．一族で政治を独占して腐敗を招いた純元王后
９．結局はこうなってしまう「三大悪女の哀れな最期」

第６章　朝鮮王朝を揺るがせた重大事件の張本人
１．太宗「次の国王であった異母弟を殺した強腕の王子」
２．世祖「野心を叶えるために王位を奪った非道な国王」
３．仁粋大妃「嫁であった王妃を追放した女帝」
４．光海君「廃位となったが政治的には名君だった」
５．仁祖「どう考えても国王になってはいけない男」
６．英祖と思悼世子「餓死事件はどのように起こったか」
７．正祖「毒殺を恐れていたのに謎の死を遂げた」

〔著者略歴〕
康　熙奉（カン　ヒボン）
１９５４年東京生まれ。在日韓国人二世。東洋大学工学部建築学科および日本大学文理学部史学科卒業。韓国の歴史・文化や日韓関係を描いた著作が多い。特に、朝鮮王朝の読み物シリーズはベストセラーとなった。主な著書は、「韓国ふるさと街道をゆく」「済州島」「知れば知るほど面白い朝鮮王朝の歴史と人物」「知れば知るほど面白い朝鮮王宮　王妃たちの運命」「朝鮮王朝の歴史はなぜこんなに面白いのか」「日本のコリアをゆく」「徳川幕府はなぜ朝鮮王朝と蜜月を築けたのか」「ヒボン式かんたんハングル」「悪女たちの朝鮮王朝」「韓流スターと兵役」「朝鮮王朝と現代韓国の悪女列伝」など。最新刊は「いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史」。

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