韓流サイトの「「ロコレ」http://syukakusha.com/に「韓国はなぜ分断国家になったのか」を掲載しています。
「記事の抜粋」
太平洋戦争で日本の敗戦が濃厚になった1943年11月、連合国側のアメリカ、イギリス、中国の3首脳はカイロ会談を行なっている。それは、日本の戦後処理を話し合うものだったが、その中で「朝鮮人民の奴隷状態に留意して、朝鮮を自由・独立させる決意を有する」と宣言された。これがカイロ宣言だ。
朝鮮半島を独立させるという決意は、その後のポツダム宣言においても再び確認されている。日本の敗戦後には、勝利した連合国側の意向によって、朝鮮半島の独立は約束されていたのだ。
1945年8月15日、日本はポツダム宣言の受諾を正式に表明した。その日は、朝鮮半島にとって1910年以来の植民地支配から解放された日だった。今でも韓国で一番重要な祝日になっている。
日本の敗戦によって、朝鮮半島の人々は新しい国家が樹立できるものと信じて疑わなかった。しかし、カイロ宣言にもかかわらず、アメリカとソ連の間で深刻な対立が起こって事情が変わってしまった。
ソ連は日本の敗戦直前の8月8日に対日宣戦を布告して軍隊を朝鮮半島北部に向かって進めた。8月22日には平壌(ピョンヤン)にソ連軍が入っている。
一方、朝鮮半島南部にはアメリカ軍が進軍。朝鮮半島は北部にソ連軍、南部にアメリカ軍が駐留することとなった。
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執筆している康熙奉の略歴は以下の通りです。
康 熙奉(カン ヒボン)
1954年東京生まれ。在日韓国人二世。東洋大学工学部建築学科および日本大学文理学
部史学科卒業。韓国の歴史・文化・社会や日韓の歴史交流を描いた著作が多い。
主な著作は以下の通り。
◆『あなたを忘れない』
◆『日本のコリアをゆく』
◆『知れば知るほど面白い朝鮮王朝の歴史と人物』
◆『朝鮮王朝の歴史はなぜこんなに面白いのか』
◆『悪女たちの朝鮮王朝』
◆『なるほど朝鮮王朝物語』
◆『宿命の日韓二千年史』