少しの前の書き込みを見てて、気になったので韓国のヤフーで検索してみたら、結構いろいろな情報を得ることができました。すべてを書くわけには行かないので、少しだけ。。。

　韓国の剣道にもいくつかの流派がありまして、多くが韓国発祥の流派とのことで、共通しているのは歴史が長く（新羅時代からと主張するものもあるし、すごいのになると古代まで遡る）日本の剣道は韓国からわたったもので（あまり具体的な記述は探せませんでした）、植民地時代に韓国剣道は日本剣道に呑み込まれ、戦後再び韓国独特の剣道を復活させ、今では韓国人が多く住む海外地域への伝播を行っている流派もあるそうです。

　ただ、一部の流派のうち、「ヘドン剣道」は（社）大韓剣道会（国際剣道ルールに沿った機関です）によってその正当性が嘘であったことが暴かれたこともあったように、疑わしい流派もあることは事実です。それぞれの流派のホームページを見るとかなり大げさな記述もありますし。。。

　私が思うに、韓国も剣や刀を武器にしていましたので、古来からそのような武術があっても不思議ではありませんし、そのような武器や文明が中国から朝鮮半島を経て日本にやって来たのも否定できないことですから、そのような意味では剣道というよりは「剣や刀を使った武術」が日本にやってきたという解釈の方が正しいのかも知れません。別に韓国の剣道から日本の剣道ができたというよりは、それぞれの国でそれぞれの習慣や風習によってそれぞれの形の剣道ができ、発展していったのだと思います。このような考え方をしなければ、東洋文化の多くのルーツは中国になりますので、それこそ何でもかんでも起源は韓国どころか中国になってしまいますよ。

　韓国の剣道が世界に広まらなかったのは、世界に広めるほど体系化されていませんでしたし、それを韓国の人々は日本による植民地時代のせいにしますが、それは確かに事実かもしれません。しかし、そもそも韓国の剣道と日本の剣道は、同じ土俵で考えるものではありませんので、どちらに起源があるなんてことを話すこと自体がナンセンスだとも思います。

　言える事は、名こそ同じ『剣道』ですが、日本の剣道と韓国独特の流派の剣道とは異なるもので、日本の剣道の方が体系化されていて、世界に広まっているということです。確かに日本が帝国主義時代や戦後にあれほどの力や背景がなければ、これほどまでに世界に剣道が広まらなかったかもしれません。これは柔道なんかにも言えることかもしれません。

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