2001年からスタートした東京国際映画祭 提携企画<コリアン・シネマ・ウィーク>は 韓国映画を通じて韓国の映像文化とともに韓国の多様な文化や社会、さらには韓国人の情緒などを紹介し、韓日の文化交流の促進と友好親善関係の増進に寄与することを目的に作品性の高い多様なジャンルの韓国映画を上映してきました。
今年の「コリアン・シネマ・ウィーク2011」では、1990年代以降、量的また質的にも成長を遂げている韓国映画界において活躍の場を広げながら存在感を増している韓国の女性監督にスポットをあて、才能あふれる女性監督によって製作された長編から短編まで様々なジャンルの日本劇場未公開の最新作を上映します。また、韓国の女性監督たちによるシンポジウムも併せて開催する予定です。どうぞご期待下さい!
【イベント概要】 | ||
○ | 行事名: | 第24回 東京国際映画祭 提携企画 「コリアン・シネマ・ウィーク 2011」 |
~ 韓国女性映画監督作品ショーケース ~ | ||
○ | 会 期 : | 2011年10月30日(日)~10月31日(月) 10作品上映 |
○ | 会 場 : | イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1飯野ビル TEL 03-3506-3251) |
○ | 主 催 : | 駐日韓国大使館 韓国文化院 |
○ | 後 援 : | ソウル国際女性映画祭 |
○ | 協 賛 : | イイノホール |
◎ | 関連イベント | |
▼ | シンポジウム「韓国の映像文化と女性」& 韓国女性監督 短編映画上映会(観覧無料) | |
・日時/会場 : 2011年10月29日(土) 14:00~18:00/韓国文化院ハンマダンホール | ||
*シンポジウムの詳細は、韓国文化院ホームページでご案内しています。 | ||
▼ | 上映作品の監督・俳優などによる舞台挨拶を予定(ゲスト未定) |
◈来日ゲスト |
・10月30日(日)「テンジャン」(味噌) ゲスト:イ・ソグン監督 |
・10月30日(日)「ビューファインダー」 ゲスト:キム・ジョン監督 |
・ | 日 時 : |
① 10月30日(日) 開場:12:30 開演:13:00 ② 10月31日(月) 開場:18:15 開演:18:45 |
・ | 監 督 : | イ・ソグン |
・ | 出 演 : | リュウ・スンリョン、イ・ドンウク |
・ | ストーリー : | |
テンジャン(味噌)がカギを握る事件の秘密とは? 脱獄して5年ぶりに検挙された殺人魔キム・ジョング。彼を捕らえたのはテンジャンチゲであった。取材にあたるチェ・ユジンは事件の鍵を握る女・チャン・ヘジンを捜すが、女は痕跡をなくす。その後、相次いで3人の死が明らかになるが。 |
イ・ソグン監督 |
19歳の時に<301・302>(1995年、パク・チョルス監督)のシナリオで映画界にデビューし、短編<自殺パーティー>が第12回金冠映画祭大賞を受賞して実力を認められた。1998年に<ラブ・ラブ>で長編デビュー。 |
・ | 日 時 : | 10月30日(日) 開場:15:30 開演:16:00 |
・ | 監 督 : | キム・ジョン |
・ | 出 演 : | ヤン・ウニョン、イ・ホヨン |
・ | ストーリー : | |
ビューファインダーが捉える様々な人々の “生”の瞬間 <ビューファインダー>はナムガンのレストハウスで行き交う人々の多様な“生”の瞬間を捉える。デジタル時代の喪失と寂しさ、そして疎通、そこで何かを探す様々な人々の人間模様を、フレームを通して見せてくれる。 |
キム・ジョン監督 |
ニューヨーク大と映画アカデミーで映画を学び、現在、韓国芸術総合学校映画院で教授として在籍中。女性三部作<居留><ファンフォルギョン><元々、女性は太陽だった:新女性のFirst Song>はソウル国際女性映画祭、山形映画祭をはじめとする世界の映画祭で上映された。 |
・ | 日 時 : | 10月30日(日) 開場:18:15 開演:18:45 |
・ | 監 督 : | クォン・ウジョン |
・ | 出 演 : | ソ・フィジュ、ナム・ソンミン |
・ | ストーリー : | |
女性”と“農民”として生きていく3人の女たちの歩みの記録 農家に嫁入りした3人の女たちだが、農作業は思った以上のハードワークの一方で金銭的な見返りはわずか。彼女たちがこの苦境の中で自分の居場所を作るために奮闘する姿を描いたドキュメンタリー作品。 |
クォン・ウジョン監督 |
1976年生まれ。現在、西江大学の映像大学院映像メディア学科に在籍中。主に農村関連のドキュメンタリーを制作しており、2004年<農家日記>を演出、国内外の映画祭を通じて紹介され、第9回人権映画祭で「今年の人権映画賞」を受賞。 |
・ | 日 時 : | 10月31日(月) 開場:12:30 開演:13:00 |
・ | 監 督 : | ユ・ジヨン |
・ | ストーリー : | |
熱心なキリスト教信者の朴さん。鍵がなく塀を越えて家に入ろうとするところに息子の友達のヨンベが通りすがり代わりに塀を越えて大門を開けてくれた。夏の日の午後、偶然にも対座した二人。突然、ヨンベの告白が。 |
ユ・ジヨン監督 |
1984年生まれ。弘益大学映像映画科を卒業。2009年に初めて作品を演出し、<告白>は監督2作目になる。 |
・ | 日 時 : | 10月31日(月) 開場:12:30 開演:13:00 |
・ | 監 督 : | ク・ウンジ |
・ | ストーリー : | |
インターネットの設置作業をするトヨンは作業のために訪問したある家で、一人で留守番をしていた幼い女の子に出会う。子供を一人で置き去りにできないトヨンと女の子が一緒に過ごす土曜日の午後。 |
ク・ウンジ監督 |
1986年生まれ。韓国芸術総合学校の映像院映画科で演出を専攻。2006年に初めて作品を演出し、<土曜勤務>は監督2作目になる。 |
・ | 日 時 : | 10月31日(月) 開場:12:30 開演:13:00 |
・ | 監 督 : | キム・イェヨン/キム・ヨングン |
・ | ストーリー : | |
高層ビルとアスファルト、真っ黒い煤煙と騒音で取り囲まれたソウル。すべてが人で成り立ち、人でいっぱいになった都市・ソウル。四方を塞いでいるあらゆる壁を取り除きソウルの体温と息づかいを表現したアニメ作品。 |
キム・イェヨン監督/キム・ヨングン監督 |
二人の監督は弘益大学アニメーション科を卒業した同期。現在まで多くのアニメーション作品と実験映画を制作し、国内外の映画祭で上映されている。 |
・ | 日 時 : | 10月31日(月) 開場:12:30 開演:13:00 |
・ | 監 督 : | キム・スッキョン |
・ | ストーリー : | |
お婆さんの家では犬たちが死んで行く。そんな犬の死に疑問を抱いた監督は、その家族とお婆さんにカメラを向けて話を聞くことに。犬の死というミステリーをお婆さんの生、運命、歴史と関連付けたドキュメンタリー。 |
キム・スッキョン監督 |
2005年<宇宙空虚>をはじめとし、持続的に実験映画を制作している。 |
・ | 日 時 : | 10月31日(月) 開場:12:30 開演:13:00 |
・ | 監 督 : | チャ・ソンドク |
・ | ストーリー : | |
食堂の厨房で働くおばさん・イルスンに刑事が訪ねて来た。イルスンと一緒に寝ていた夫が家で死んだまま発見されたという。刑事はイルスンにその晩のことを聞こうとするが、イルスンはその晩のことがまったく思い出せない。 |
チャ・ソンドク監督 |
1985年生まれ。韓国芸術総合学校の映像院映画科を卒業。2004年の<帰家>、<消えた夜>などの作品を演出した。 |
◆ | 監 督 : | シン・スウォン |
◆ | ストーリー : | |
誰にでも夢はある。女性にも夢はある。夢みる女性たち、女子万歳! 夢を追う女性たちの生に寄り添い 過去50年の女性の変遷史を記録した人物ドキュメンタリー。独特の構成で過去から現在に至るまでの女性の意識と生がどのように変化して来たのかを女性の視点で描く。 |
シン・スウォン監督 |
1967年生まれ。韓国芸術総合学校映像院を卒業。2010年東京国際映画祭「アジアの風」部門で<虹>が上映される。 |
◆ | 監 督 : | プ・ジヨン |
◆ | ストーリー : | |
過ぎ去った愛のおぼろげな思い出なんかは犬にでもくれてしまえ! 秋のキャンプの時に片思いをした彼と来た地を一人きりで訪れたムン。彼女を待ち受けているのは哀れな試練の連続。纎細な感情演出で観客の心を掴む激情メロ旅行記。 |
プ・ジヨン監督 |
1971年生まれ。韓国映画アカデミーを卒業後、多くの短編映画を演出。初めての長編作品<今、このままがいい>は釜山国際映画祭、ソウル国際女性映画祭、東京国際女性映画祭などで上映される。 |