君という生活 著者 : キム・ヘジン
ニックネーム : goldtop 掲示日 : 2023-02-05


「君」という存在について、「僕」の視点でつづられていく短編。私は韓国語が判らなくて翻訳を読むしかないのだが、これは原文で読むべきなのだろう。それほどに、感情描写が繊細(それが翻訳であっても感じる)だし、建物や風景という「モノ」の表現にさえ切なさを感じる。8編の物語に通ずるのは、愛情ゆえに「君」を心底許せない「私」のふがいなさ。自分でも判っているのにどうしようもできない「君への想い」に、ときに押しつぶされるまでの読後感が残る。その苦しさに耐えきれる人にだけ、この著作を勧めます。

表紙 タイトル
ひとりだから楽しい仕事  クォン・ナミ
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勉強が面白くなる瞬間 パク・ソンヒョク
 この本を読むと、勉強する気が無い子どものやる気を起こしてくれる方法が書いてあるらしいと知り合いから紹介され、それならば自分にも役に立つだろうと興味を持って読んでみた。  韓国では教育熱心なお母さん...
三十の反撃 ソン・ウォンピョン
 反撃できる年齢からは遠ざかってしまった自分。まだチャンスのあるジヘがうらやましい。  「私だって最初からこんなだったわけじゃないんだ…。」会社を辞める時のキム部長の言葉に思わず、そうそうと言葉が漏...
年年歳歳 ファン・ジョンウン
韓国文学の中心にあるもので紹介されていて以前から気になっていたところに、インスタでもオススメされていたことから、原書も併せて購入し読みました。 時代や社会に翻弄されながら、タイプの違う3人の女性...
君という生活 キム・ヘジン self
「君」という存在について、「僕」の視点でつづられていく短編。私は韓国語が判らなくて翻訳を読むしかないのだが、これは原文で読むべきなのだろう。それほどに、感情描写が繊細(それが翻訳であっても感じる)だし...


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