屋上で会いましょう 著者 : チョン・セラン
ニックネーム : Maria 掲示日 : 2022-03-14


最初は、ウェディングドレスにまつわる44のストーリー。中には数行で終わってしまうものも。
レンタルドレスの一生を体験できます。
「ヒョジン」では、日本に留学に来るまでと来てからのヒョジンのエピソードが。20代特有の青臭さを感じます。
「ご存知のようにウニョル」は歴史とバンドと一見関係なさそうで、あいまいに関係しているつながりみたいなものが。
「屋上で会いましょう」には一風変わった婚活儀式をしてしまったけれど、そこから新しいやりがいに奔走する女性が。
「ボニ」では姉を突然死で亡くした妹が友人2人の得意分野から新しいネットワークをつくりだし、広がっていく世界が。
「永遠にLサイズ」では生と死の間を彷徨わざるを得なくなった一人の女性が干し柿とともに。
「ハッピークッキーイヤー」では、中東から来た青年が韓国で摩訶不思議な体験と忘れない恋人との関係が。
それぞれ語られます。
「離婚セール」では、4人の女友達のそれぞれの想いを読者だけが全部汲み取って、彼女らの明るい将来を期待します。
最後の「ヒタイとスイ」は読む人にとっていろいろな対比を作れる作品。さすがだなと思わせられる作品です。短編なので寝る前に一編ずつ読みました。著者の世界観の多様さをまた楽しませてもらいました。

表紙 タイトル
そばの花の咲く頃 (日帝時代民族文学対訳選) 李孝石
いちめんの白い麦の花は月の明りに照らされて 人も驢馬もおのれの影を踏みながら峠道を行く。 李孝石の世界に魅せられて彼の故郷である 江原道平昌の地を訪ねてみたいと思うのは私だけでないみたいだ。...
あのこは美人 フランシス・チャ
アメリカ生まれで中学、高校が韓国、大学からは再びアメリカだったという筆者の生い立ちと、記者として韓国で働いていた経験、ある意味当事者でもある筆者に興味を持って、手を取りました。 美容整形とルッキズム...
82年生まれ、キム・ジヨン チョ・ナムジュ
たまたま文春オンラインで共に民主党の非常対策委員会共同委員長のパク・ジヒョン氏についての記事を読み、大統領選の大接戦が女性の権利をめぐる争点によってもたらされたことを知りました。NHKBSスペシャルで...
シソンから チョン・セラン
シム・シソンさんの十回忌の祭祀をハワイで素敵な方法で行う計画がとっぴで、大家族のそれぞれの生き方や悩みが身近に感じられました。なんといってもシム・シソンさんの生前が素敵です。カッコいい女性。こんなおば...
三十の反撃 ソン・ウォンピョン
就職氷河期で苦しんだ人、非正規雇用で存在意義が感じられない人、就職面接に何度も落ち続けている人の希望の光になるような作品である。主人公は88年生まれの非正規社員。少しでも文化芸術に関わりたくて大企業の...


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