駐日韓国文化院ギャラリーMIでは、BEYOND Nの主催のもと、「2024 韓日花文化交流展」を開催する運びとなりました。今回の2024 韓日花文化交流展は、韓国と日本の代表的な花芸作家が集まり、花芸作品を通じて韓日間の文化および友好の促進を図ることを目的としています。古来より東洋では、華道を通じて自然を敬い、心と意志をさらに磨き、徳性を涵養する精神修養を行っていたという共通点があります。東洋では線と空間を中心に無形の空間においても美を追求する華道が発達し、主要素材として花、観葉植物のほかに木の枝の線を活用することが重視されてきました。華道の美は花そのものの自然の美しさも重要ですが、それが成立する状況に応じて人の心と手を経てそれぞれ異なる感覚で作品が創作され鑑賞されるため、自然のような絶対的な美とは言えません。
今回の展示は、東洋の華道作品を通じて芸術としての華道を知っていただくためのもので、韓国のキム・ヒョンハク、チョン・ホンヨン、チャ・ヨンウォン作家、日本の杉本 一洋、山川 大介、斎藤 仰作家を含め、韓日を代表するフラワーデザイナーの方々が参加される予定です。
たくさんのご来場をお待ちしております！


■会期：2024年8月29日（木）～9月3日（水）10:00～17:00
　　　　※9月1日（日）は休館日
　　　　※9月3日（火）は15時まで
■会場：駐日韓国文化院ギャラリーMI（1F）
　　　　〒160-0004 東京都新宿区四谷4-4-10
　　　　※入場無料
■内容：韓国のキム・ヒョンハク、チョン・ホンヨン、チャ・ヨンウォン作家、日本の杉本 一洋、山川 大介、斎藤 仰作家をはじめとする韓国と日本を代表とするフラワーデザイナーの方々が参加するフラワーアレンジメント展
■主催：BEYOND N
■お問い合わせ：aboutnature@beyond-n.com

[推薦の言葉]
華道の鑑賞は自然の花を鑑賞する際とは大きな違いがあり、ここには何より各文化が持つ先験意識が重要な影響を与えます。韓日間の異なりながらも共通する、共通しながらも異なる花芸作品を体験していただける時間になればと思います。さらに、人間の造形的なインスピレーションと芸術的な能力は変化と調和の妙を見出し、花そのものの美しさだけでなく、人の心と手を通じた自然の表現、すなわち芸術としての表現の世界もご覧いただき、楽しんでいただければ幸いです。