日韓琉 鎮魂のまつり
 
日本・韓国・琉球－３つの国を「能」がつなぐ。
　戦争を題材にした数多くの舞台芸術のなかでも、朝鮮を植民地支配下に置いていた時代の日本へ強制連行された韓国人夫婦の悲劇を描いた『望恨歌（マンハンガ）』と、沖縄の地上戦を描いた『沖縄残月記』の新作能２作を披露いたします。
　また、沖縄と朝鮮を舞台とした新作能２作の上演に合わせて、沖縄の伝統芸能や韓国の伝統芸能も同時上演します。
約300年前に琉球王府の中で誕生した歌舞劇組踊は、能の影響も受けて作られたといわれています。琉球処分や沖縄戦など幾多の困難を乗り越えながらも受け継がれ、現代にも沖縄県内外で上演されています。
韓国の伝統芸能は、唱い手と鼓手の二人で綴られる口承文芸パンソリや、鉦・銅鑼・鼓などを打ち鳴らしながら練り歩き踊る農楽（ノンアク）など、韓国から招いた出演者を交えて豪華な演目を披露します。
能、組踊、パンソリ、農楽などは、すべてユネスコ無形文化遺産に登録されている伝統芸能。東アジアを代表する伝統芸能が舞台上で一堂に会する貴重な機会に、どうぞご期待ください。
 
■日程　2024年6月20日（木）～23日（日）
■会場　座・高円寺１
 
■出演
【能楽】清水寛二、西村高夫ほか　【韓国伝統芸能】任誠俊、安聖民、チェジェチョルほか　【琉球舞踊】阿嘉修、嘉数道彦、佐辺良和、比嘉康春、比嘉總ほか
 
■プログラム
本公演は４日間６公演、各上演回ごとに趣向を変えて上演します。同じ演目でも演出が異なります。
20日（木）14:00①／19:00②
21日（金）19:00③
22日（土）14:00④／18:00⑤
23日（日）14:00⑥ポストトーク

①農楽＋新作能『望恨歌』
②舞囃子『難波』＋韓国伝統芸能
③琉球舞踊＋韓国舞踊＋新作能『沖縄残月記』
④韓国伝統芸能＋仕舞『東北』『笠之段』＋組踊『花売の縁』
⑤琉球舞踊＋韓国伝統芸能＋新作能『望恨歌』
⑥韓国伝統芸能＋新作能『沖縄残月記』  

■チケット料金
全席自由・税込
１公演　　5,000円（前売・当日同料金）学生割引　2,500円（枚数限定）
なみちけ　4枚12,000円／学生・シニア4枚10,000円
 
発売日：2024年３月１日（金）10:00～
お問合せ：日韓琉フェスティバル実行委員会（マルメロ内）
電話03-5627-7583　 marmeloyama@gmail.com
 
■主催
日韓琉フェスティバル実行委員会・一般社団法人ステージサポート沖縄
 
提携：座・高円寺
協力：銕仙会・天籟能の会 ほか
後援：（公財）日本伝統文化振興財団・韓国文化院・（社）高敞農楽保存会・沖縄県・（公財）沖縄県文化振興会・国立劇場おきなわ・沖縄タイムス社・琉球新報社・ほか
 
掲載写真：新作能『望恨歌』(2021年)  Photo by 曽和聖大郎