先日、箱根に家族旅行に行ったときのできごと。遊覧船に乗って、船が波止場に着くときに出口で並んでいました。私の３歳の子が前に出ようとしていて、私が順番があるからダメだよと抑止していたときに、同船していた韓国人観光団体客の年配の婦人から突然、非常に強い調子の相手を罵倒する意味の日本語が飛び出してきました。ハッとして相手を見ると、ニコニコと笑っている。その言葉は昔日本の官警が韓国朝鮮人を怒鳴りつけるときに良く使っていた言葉であり、戦後韓国映画で日本人を表現するセリフとして使われたことを知っていました。
私も、その婦人が善意で子どもにかける言葉で知ってかぎりの日本語を発しただけと理解できましたので、複雑な気持ちで笑いを返しました。
でも、妻と下船した後に話したのですが、知っている言葉が罵倒する言葉だけだったというのは、とても不幸なことだと思いました。
もっと、言葉を知り文化を理解しなければいけないと、改めて感じた出来事でした。

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