カステラ 저자 : パク・ミンギュ
필명 : らっちゃん 게시일 : 2021-11-10


短編小説集で、「カステラ」のほか、タヌキ、キリン、マンボウ、ペリカン、ヤクルトおばさん、ダイオウイカ、など様々なキーワードが、各小説の題名として使われています。それぞれが、何を象徴しているのか、謎解きをする覚悟をもって読み進めていくとワクワクすると思います。「覚悟」と書いたのは、さらりと読める内容ではないからです。博識な作者が宇宙、哲学、アーティスト、各時代のニュースなど幅広い話題を盛り込んでいて、ひとつひとつのエピソードに足を止めてしまいます。でも、全体に漂っているのは、現代社会で、もがき苦しみながらも、一生懸命生きている人々に寄り添い、人間の生を肯定的にとらえているやさしさです。ですから、読後にしみじみとした勇気をもらえた気がしました。
作者がロックが好きなせいか、パンチのあるBGMが聞こえてきそうな、ポップな作品です。冷蔵庫の中の、柔らかくてじゅわっと甘いカステラが何を意味しているのか、一緒に冷蔵庫に入って確かめてみませんか?

표지 제목
自分にかけたい言葉 ありがとう パク・ミンギュ
メンタルから吸い込まれる、魅惑的でキラキラする言葉で埋め尽くされた本で、読んでみたいですと感じてしまうでしょう。自分にありがとうってなかなか言えない、ただ、頑張れ自分とは言うけど、自分にも有難うと声か...
王は愛する 全3巻 パク・ミンギュ
 主人公はウォン。高麗26代忠宣王の世子(世継ぎの王子)時代の名前だ。ウォンの父親は高麗王(25代忠烈王)で、母親は元(モンゴル)より嫁いできた、皇帝クビライカンの娘。いわばウォンは高麗初のハーフ世子...
カステラ パク・ミンギュ self
短編小説集で、「カステラ」のほか、タヌキ、キリン、マンボウ、ペリカン、ヤクルトおばさん、ダイオウイカ、など様々なキーワードが、各小説の題名として使われています。それぞれが、何を象徴しているのか、謎解き...
サハマンション パク・ミンギュ
仮想の都市国家が舞台ですが、韓国や日本、ひいては世界にも問いかけているようでハラハラしながら読みました。格差社会で存在が無いものとして扱われる下層階級のジンギョン達の日常を通して韓国の闇を垣間見た気に...
アーモンド パク・ミンギュ
本屋大賞受賞作品と言うことで手にとって読みました。凄惨な事件で母親を亡くしたにも関わらず悲しむ感情がないユンジェが友人や本屋に出入りする女性との遣り取りのなかで徐々に芽生える感情を上手く書いてる本でし...


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