Lの運動靴 著者 : キム・スム
ニックネーム : Maria 掲示日 : 2023-05-04


この物語のどこまでが本当で、どこまでがフィクションなのか…?
現実と夢との境目が曖昧になる感覚。
夜遅くまで働くと、意識が朦朧としてきて、
自分が起きている瞬間と眠っていた瞬間がわからなくなります。
眠りからハッと目覚める感覚。
振り子のように繰り返す、どうしようもない眠気を誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
まさに、そんないっときであるかのような気分にさせられた本です。

修復を任せられることになった主人公だけが、この運動靴が発するとても強くて、嫌な匂いがわかる、と言う描写が独特でした。臭いがなくなったことで、主人公やその周りの同僚たちの状況の変化を暗に示しているのかな、とも思いました。

これまでに世界中で修復されてきた様々な、奇妙でちょっと不思議なアート作品についても知ることができました。

表紙 タイトル
クソ女の美学 ソン・ミヨン
 私は日本の女だ。この本は、怒りを棄ててしまうことなく、表現しなくてはいけないということを教えてくれる。私たち女は、団結し、声を上げ、くじけずに、そしてたまに休み、抵抗し、この人生を楽しむ。韓国語を直...
仕事の喜びと哀しみ チャン・リュジン
図書館の新刊で借りました。タイトルに惹かれて拝読しました。短編が数編入っていますが、テンポが心地よく(翻訳者さんのおかげ)、また描かれている場面がリアルに「今」なので、読みやすいです。 やはり原文で...
他人の家 ソン・ウォンピョン
こちらの掲示板で知って読んでみました。ソン作家の本は、アーモンド、三十の反撃、プリズム、と読んできたけれど、短編集は初めて読みました。 どの話にもひっそりと現代社会の闇が忍ばせてあり、フィクションと...
Lの運動靴 キム・スム self
この物語のどこまでが本当で、どこまでがフィクションなのか…? 現実と夢との境目が曖昧になる感覚。 夜遅くまで働くと、意識が朦朧としてきて、 自分が起きている瞬間と眠っていた瞬間がわからなくなりま...
破果 ク・ビョンモ
ノワール小説なんて、読んだことがないに等しかったが、主人公の境遇に惹かれて手に取ってみた。36歳の医師に恋心を抱いたり、無心と名づけた犬に愛情を示したりと、境遇から人に執着してこなかった人生に変化が訪...


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